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装着感なし、肌に貼れる極薄有機LEDディスプレイを東大が開発

 東京大学大学院工学系研究科の染谷隆夫教授、および横田知之講師らは18日、超柔軟で極薄の有機LEDを制作し、大気中で安定に動作させることに成功したと発表した。

 今回、水や酸素の透過率が低い保護膜を、極薄の高分子基板上に形成することで、この超柔軟有機LEDの大気中での動作を実現した。全ての素子の厚みの合計が3μmしかないため、皮膚のような複雑な形状をした局面に追従して貼り付けられる。

 実際に肌に貼り付けて、大気中でディスプレイまたはインジケータとして安定動作させることに成功したという。また、極薄の高分子フィルム上に、有機LEDと有機光検出器を集積化し、皮膚に貼り付けることによって、装着感なく血中酸素濃度や脈拍数の計測に成功した。

 研究結果を組み合わせれば、貼るだけで血中酸素濃度や脈拍数をモニタリングして、皮膚のディスプレイに表示できるようになる。今後ヘルスケア、医療、福祉、スポーツ、ファッションなど多方面への応用が期待できるという。

 今回の研究はJST戦略的創造研究推進事業の一環として行なわれた。

(劉 尭)