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Vulcan APIをサポートしたSHIELD TABLET K1用アップデート

~Android 6.0.1対応など修正多数

SHIELD TABLET K1

 米NVIDIAは13日(現地時間)、ゲーマー向けAndroidタブレット「SHIELD TABLET K1」の機能追加やバグ修正を施した最新アップデートのバージョン1.2を公開した。

 2月1日にバージョン1.1が配布されており、約2カ月でのアップデートとなった。SHIELD TABLET K1(日本では「SHIELDタブレット」の名称)は、NVIDIA製のSoC「Tegra K1」を搭載し、8型WUXGA(1,920×1,200ドット)解像度のディスプレイを採用したタブレット型デバイス。専用コントローラの「SHIELD CONTROLLER」と組み合わせて、Androidのゲームを遊べるほか、PCからのストリーミングプレイもできるのが特徴。

 バージョン1.2では、OpenGLなどのAPIを策定しているKhronos GroupのローレベルAPI「Vulkan」をサポート。Android 6.0.1の変更を加え、横表示時におけるNavigationボタンの位置やEmojiのアップデート、電源ボタンのダブルタップでカメラアプリが起動するようになった。また、バッテリの消費電力を抑えるDozeモードと電力最適化機能が使えるようになっている。

 そのほかの修正箇所は下記の通り。

  • USB MIDIをサポート
  • メモリ圧縮拡張を追加
  • スリープ復帰時のWi-Fiの接続性を改善
  • コンパスの機能を改善
  • ゲームパッドのマッピング問題を修正
  • SDカードへアプリを移行する際の問題を修正
  • Doom 3プレイ時のHDMI出力に関する問題を修正
  • 横表示時のLasso Captureアイコンの位置を修正
  • Android 6.0のセキュリティパッチを2016年3月1日のものからアップデート
  • 安定性とセキュリティ性を向上

(中村 真司)