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日本SGI、京大化学研究所から次期スパコンを受注

 日本SGI株式会社は、京都大学化学研究所(ICR)から、2016年1月より稼働予定の次期スーパーコンピュータシステムを受注したと発表した。同システムは同社が製品導入からシステム構築、運用保守までを一括して行なう。

 ICRは化学を中心に物理学から生物学まで広範な学問分野を対象とした研究機関で、同研究所のシステムは化学・生物関連分野の先端・学際研究や、国立大学共同利用・共同研究拠点の計算プラットフォームとして全国の研究者に利用されているほか、ICR附属バイオインフォマティクスセンター開発の世界最大級のバイオ情報サービス「ゲノムネット」のプラットフォームとして、ゲノム情報を基盤とした生命科学研究にも利用されている。

 今回のシステム更新では、次世代シーケンサの普及やシーケンス技術革新によるゲノム配列データの加速度的な増加、「ゲノムネット」におけるデータベース利用者の増加に対応するため、性能向上と大容量化を図っているという。

 新システムはゲノムネット計算サーバー、化学計算サーバー、ゲノムネットサーバー、化学データベースサーバー、ファイルサーバーの5つのサーバ群で構成される。ストレージは現行システムの840TBから約9.4PBへ拡張され、高速な並列ファイルシステム(Lustre)と大容量の分散ファイルシステム(NFS)を併用したネットワークで統合するという。

 新システムの中心となるゲノムネット計算サーバーおよび化学計算サーバーは、計32TBのメモリーを搭載した共有メモリ型サーバー「SGI UV 2000」と計3,000コアのクラスタ型サーバー「SGI Rackable Standard Depth Servers」で構成される。

【お詫びと訂正】初出時に、京都大学化学研究所を京都大学科学研究所と表記しておりました。お詫びして訂正させていただきます。

(佐藤 岳大)