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Parrot、水空両用など、第2世代小型ドローンを発表
(2015/7/16 21:26)
仏Parrotは、同社の小型ドローンシリーズ「MiniDrones」の新モデル13機種を9月より発売する。価格は全てオープンプライスで、税別店頭予想価格は13,800~26,800円。
16日に都内で開催された製品発表会では、同社JPAC地域担当バイス・プレジデント兼マネージング・ディレクター、クリス・ロバーツ氏が登壇し、新製品の発表を行なった。
発表されたのは2014年に発売された第1世代「MiniDrones」シリーズの「Jumping Sumo」、「Rolling Spider」に次ぐ、第2世代MiniDronesとなる製品群。第2世代、および第1世代MiniDronesは、全て同社のiOS/Android/Windows Phone対応の無料アプリ「FreeFlight 3」を使用して、スマートフォン/タブレットから操作できる。
Jumping
「Jumping」は、2つのタイヤを備えた地上走行モデル。「Jumping Night(以下Night)」と「Jumping Race(以下Race)」の2モデルが用意される。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格はそれぞれ25,800円、26,800円。
NightはLEDライトを装備することで、暗闇での操作に対応したモデル。LEDライトは常時点灯を含む点滅パターンや、明るさを変更可能。
Raceは、大型タイヤと「ブースト」機能により最高時速13kmを実現した、高速走行にフォーカスしたモデル。
第1世代のJumping Sumoと同じく、リアルタイムで搭載カメラの映像を見ながら前後進、高さ80cmまでのジャンプ、ターンなどの操作に対応。また第2世代Jumpingでは新たに4GBの内蔵メモリを備え、走行中の動画や写真を保存できるようになったほか、マイク/スピーカーを搭載し、Jumping越しに会話などが可能となった。
サイズ/重量はNightが186×155×116mm(幅×奥行き×高さ)/192g、Raceが189×155×116mm(同)/205g。ジャンプの最大高さはNightが80cm、Raceが75cm。最高時速はNightが7km、Raceが13km。
共に連続駆動時間は20分で、接続はWi-Fi(2.4/5GHz両対応、5GHzは屋内使用限定)。最大接続距離は50m。搭載カメラの最大撮影解像度/フレームレートはVGA(640×480ドット)/30fps。
Airborne
「Airborne」は、第1世代のRolling Spiderの次世代モデルとなるドローンで、「Airborne Night(以下Night)」と「Airborne Cargo(以下Cargo)」の2モデルが用意される。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格はそれぞれ17,800円、13,800円。
大型ドローンにも搭載されている、3軸加速度計や3軸ジャイロスコープ、超音波センサーなどにより、高度や動き、傾きを測定/検知し、優れた安定飛行を実現するという。また速度計測用の垂直カメラを利用して、内蔵の1GBメモリへ“自撮り写真”などを保存できる。
地面などに接地した状態から飛翔するほか、手で空中に放り投げても自動的に起動し飛行状態に移行する。
NightはLEDを搭載するモデルで、Jumping Nightと同じく点滅パターンや明るさを調整可能。
Cargoは背面にブロック玩具などを装着できるようになっており、操縦士フィギュアなどを搭載しカスタマイズが可能。30g程度の重さであれば運搬できるという。
共にサイズ/重量は180×185×40mm(同、プロペラ保護用ハルを含む)/63gで、連続駆動時間は9分。最大速度は時速18km。カメラの撮影解像度はVGA。接続はBluetooth Smartを利用しており、最大接続距離は20m。
Hydrofoil
「Hydrofoil」はドローンと水中翼船を組み合わせた2-in-1製品。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は21,800円。
水上を航行できるほか、船体から取り外したドローン単体で飛行もできる。単体ドローンの基本的な仕様は、LEDライトやフィギュア搭載機能などを除いて、Airborneシリーズと共通。
水上では5cmほど船体が水面から浮き上がった状態で走行し、最大航行速度は5.4ノット(時速約10km)。ドローン単体の最大速度は時速18km。
Hydrofoil装着時のサイズ/重量は320×340×140mm(同)/247gで、ドローン単体時は150×150×40mm(同)/58g。連続駆動時間は9分。接続はBluetooth Smartを利用しており、最大接続距離は20m。