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QNAP、DTCP-IP対応のTurbo NASシリーズ2製品
(2015/4/1 21:00)
テックウインド株式会社は、台湾QNAP Systems製のDTCP-IP規格に対応したHDD非搭載のNASケースを2製品発売した。
ドライブを2台搭載可能な「HS-210-D」と、4台搭載可能な「TS-420-D」が用意され、価格はオープンプライスで、店頭予想価格はHS-210-Dが44,800円、TS-420-Dが67,800円の見込み。
両製品ともQNAPとしては初となるDTCP-IPをサポート。録画したテレビ番組のダビング(ムーブ)やLAN経由での配信(ストリーミング)を行なえるようになり、別の録画機からのデータの参照や、スマートフォンやタブレットからの視聴もできるようになった。DTCP-IPの実装には「TwonkyServer」を開発したPacketVideoが携わった。
また「スカパー! プレミアムサービスLink」をサポートしており、LANを使用しての録画やダビングも行なえる。
両製品とも独自の管理ソフトウェア「QTS 4.1」を搭載しており、GUIベースの直感的な操作を可能にしていると言う。
HS-210-Dは2013年に発売された「HS-210」のDTCP-IP対応モデルで、ストレージには3.5インチまたは2.5インチタイプのHDD/SSDを2台搭載可能。また、RAID 0/1をサポートしている。ファンレス設計を採用し、静音性に優れるのも特徴。ハードウェア構成はCPUがMarvell ARM 1.6GHz、メモリ512MB。
インターフェイスはGigabit Ethernet、USB 3.0×2、USB 2.0×2を備えており、外部ストレージを接続することもできる。本体サイズは302×220×41.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.56kg。
TS-420-Dも同じく同社の「TS-420」をDTCP-IPに対応させたモデル。4台の3.5インチまたは2.5インチHDD/SSDを搭載可能な大容量タイプで、RAID 0/1/5/6/10などをサポートし、耐障害性を高めることができる。搭載CPUとメモリ容量はHS-210-Dと同様。
インターフェイスはGigabit Ethernet×2、USB 3.0×2、USB 2.0×2を備える。本体サイズは180×235×177mm(同)、重量は3kg。