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2014年第4四半期のタブレット出荷が初のマイナス成長
(2015/2/3 15:32)
米International Data Corporation(IDC)は2日(現地時間)、2014年のタブレット端末(2-in-1を含む)市場動向を発表した。
これによると、2014年通年の出荷台数は2億2,960万台で、前年比4.4%増となった。ところが2014年第4四半期の出荷台数は前年同期比3.2%減の7,610万台で、2010年以降初のマイナスを記録した。
出荷台数減少の主な要因としては、AppleのiPadが低価格モデルの拡充に留まった点、Samsungの中~高価格タブレットが現在の市場に受け入れられていない点を挙げた。なお2014年第4四半期のタブレット市場はAppleとSamsungで約4割のシェアを占めている。
メーカー別に見ると、同期1位のAppleは17.8%減(前年同期比、以下同)。シェアも33.1%から28.1%に下落した。2位のSamsungは18.4%減で、Appleと同じくシェアを17.2%から14.5%に落としている。3位のLenovoは9.1%増。今回発表された上位5メーカーのうち唯一出荷台数を伸ばしている。シェアも4.3%から4.8%に微増した。4位のASUSは24.9%減。5位のAmazon.comは69.9%減。
なお2015年以降の市場については、マイクロソフトの新OSと大画面フォームファクタへの生産シフトに加え、ジェスチャーインターフェースに関する技術革新によって、ゆるやかに市場の成長は継続すると予想した。
2014年第4四半期 | 2013年第4四半期 | ||||
---|---|---|---|---|---|
メーカー | 出荷数 (単位:百万台) | シェア | 出荷数(同) | シェア | 対前年 |
1. Apple | 21.4 | 28.1% | 26.0 | 33.1% | -17.8% |
2. Samsung | 11.0 | 14.5% | 13.5 | 17.2% | -18.4% |
3. Lenovo | 3.7 | 4.8% | 3.4 | 4.3% | 9.1% |
4. ASUS | 3.0 | 4.0% | 4.0 | 5.1% | -24.9% |
5. Amazon.com | 1.7 | 2.3% | 5.8 | 7.4% | -69.9% |
その他 | 35.2 | 46.2% | 25.8 | 32.8% | 36.2% |
合計 | 76.1 | 100.0% | 78.6 | 100.0% | -3.2% |
2014年通期の結果は下記の通り。
2014年通期 | 2013年通期 | ||||
---|---|---|---|---|---|
メーカー | 出荷数 (単位:百万台) | シェア | 出荷数(同) | シェア | 対前年 |
1. Apple | 63.4 | 27.6% | 74.3 | 33.8% | -14.6% |
2. Samsung | 40.2 | 17.5% | 39.7 | 18.1% | 1.1% |
3. ASUS | 11.5 | 5.0% | 12.2 | 5.6% | -5.5% |
4. Lenovo | 11.2 | 4.9% | 7.8 | 3.5% | 43.5% |
5. Amazon.com | 3.3 | 1.4% | 9.8 | 4.4% | -66.4% |
その他 | 100.0 | 43.6% | 76.1 | 34.6% | 31.4% |
合計 | 229.6 | 100.0% | 219.9 | 100.0% | 4.4% |