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2014年第2四半期タブレット市場はApple後退、Lenovo躍進

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 米International Data Corporation(IDC)は24日(現地時間)、2014年第2四半期世界タブレット市場の出荷、シェア状況をとりまとめた。

 これによると、同四半期は対前年で11%増となる4,930万台を出荷した。スマートフォンの画面サイズの大型化や、買い換えサイクルの鈍化などにより、第1四半期からは1.5%のマイナス成長となるものの、AppleとIBMのエンタープライズ事業での提携に見られるように、今後企業向け市場での需要が見込まれ、2014年通期でも前年を上回る成長になると見られる。

 メーカー別に見ると、Appleはシェア1位を堅持したものの、9.3%のマイナス成長で、シェアを33%から26.9%に落とした。2位はSamsungでシェア17.2%。3位には、出荷台数64.7%増という大きな成長を遂げるとともに、ASUS、Acerを抜き、Lenovoが躍り出た。Lenovoに抜かれはしたが、ASUSも13.1%成長。Acerは36.3%の大幅なマイナス成長となった。

 IDCでは、これまでApple 1強の時代が続いていたが、現在ではメーカー数が増え、上位のAppleやSamsungらのシェアを奪いながら小さなメーカーが成長する新たなフェーズに入ったと分析している。

2014年第2四半期タブレット上位5位の出荷台数とシェア(出典:IDC Worldwide)
メーカー2Q14出荷数(単位100万台)2Q14シェア2Q13出荷数(同)2Q13シェア対前年
1. Apple13.326.9%14.633.0%-9.3%
2. Samsung8.517.2%8.418.8%1.6%
3. Lenovo2.44.9%1.53.3%64.7%
4. ASUS2.34.6%2.04.5%13.1%
5. Acer Group12.0%1.53.4%-36.3%
その他21.944.4%16.437.0%33.4%
合計49.3100.0%44.4100.0%11.0%

(若杉 紀彦)