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GIGABYTE、Z97/H97搭載マザー23モデルを一挙投入
~ゲーミングモデルを大幅拡充、14nmのBroadwellもサポート
(2014/5/9 13:08)
GIGABYTEは、Intel Z97/H97 Expressチップセットを搭載したマザーボード23モデルを11日に発売する。価格はすべてオープンプライス。
9シリーズのスタンダード向けモデルでは、2006年から展開している独自品質規格「Ultra Durable」のブランドを一新し、4や5といった数字を取り払った。インターフェイスは、上位モデルを中心に10Gbps対応のSATA ExpressやM.2コネクタを装備する。
BIOSは、従来のダッシュボードモード(Smart Tweak Modeに名前が改められた)とクラシックモードに加え、ウィザード形式の「Start-up Options」を搭載し、日本語を含む19言語をサポート。また、11日に発売が予定されているHaswell Refreshに加え、第5世代Coreプロセッサ(コードネームBroadwell)への対応も謳われている。主な仕様や店頭予想価格は下表の通り。
【表1】スタンダードシリーズ | ||||||||
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製品名 | フォームファクタ | チップセット | SATAポート | USB 3.0 | SATA Express | M.2 | 特徴 | 店頭予想価格 |
GA-Z97X-UD7 TH | ATX | Z97 | 8 | 8 | ○ | × | Thunderbolt搭載 | 28,000円前後 |
GA-Z97X-UD5H | ATX | Z97 | 8 | 8 | ○ | ○ | デュアルLAN | 20,000円前後 |
GA-Z97X-UD3H | ATX | Z97 | 6 | 6 | ○ | ○ | スタンダード | 16,000円前後 |
GA-Z97X-SLI | ATX | Z97 | 6 | 6 | ○ | ○ | SLI対応最廉価 | 15,000円前後 |
GA-H97-D3H | ATX | H97 | 6 | 6 | ○ | ○ | M.2やSATA Express対応 | 11,000円前後 |
GA-H97-HD3 | ATX | H97 | 6 | 6 | × | × | 最も廉価 | 10,000円前後 |
GA-Z97M-D3H | microATX | Z97 | 6 | 6 | × | × | Z97のmicroATX | 14,000円前後 |
GA-H97M-D3H | microATX | H97 | 6 | 6 | × | × | Z97Mのチップセット違い | 10,000円前後 |
GA-Z97N-WIFI | Mini-ITX | Z97 | 6 | 6 | × | × | IEEE 802.11ac対応 | 16,000円前後 |
GA-H97N-WIFI | Mini-ITX | H97 | 6 | 6 | × | × | IEEE 802.11ac対応 | 14,000円前後 |
ゲーミング向けの「G1 GAMING」シリーズは大幅に拡充し、合計9モデルを投入。従来の「Killer」の名前を取り払い、“FPSゲーム向け”という独特のブランドイメージを払拭し、さまざまなゲームをプレイするゲーマーに向けて幅広いラインナップを揃えた。また、ヒートシンクを含めブランドカラーは従来の緑から赤に変更された。
全モデルでネットワークコントローラに現Qualcomm Atheros(元Bigfoot Networks)のゲーミング向けネットワークコントローラ「Killer E2201」を採用。オーディオコーデックはRealtekの「ALC1150」で、デジタルとアナログの信号を完全に分けた設計を採用。また、一部モデルでニチコンのオーディオ用コンデンサや金メッキのミニジャックを採用する。主な仕様や店頭予想価格などは表2の通り。
【表2】G1 GAMINGシリーズ | ||||||||
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製品名 | フォームファクタ | チップセット | SATAポート | USB 3.0 | SATA Express | M.2 | 特徴 | 店頭予想価格 |
GA-Z97X-Gaming G1 | ATX | Z97 | 10 | 8 | ○ | × | 4way対応、デュアルLAN | 46,000円前後 |
GA-Z97X-Gaming GT | ATX | Z97 | 8 | 8 | ○ | × | 4種のディスプレイインターフェイス | 37,000円前後 |
GA-Z97X-Gaming 7 | ATX | Z97 | 8 | 6 | ○ | ○ | オンボードスイッチ多数 | 20,000円前後 |
GA-Z97X-Gaming 5 | ATX | Z97 | 6 | 6 | ○ | ○ | 金メッキオーディオ端子、デジタルPWM | 17,000円前後 |
GA-Z97X-Gaming 3 | ATX | Z97 | 6 | 6 | ○ | ○ | Z97搭載では最廉価 | 14,000円前後 |
GA-H97-Gaming 3 | ATX | H97 | 6 | 6 | ○ | ○ | H97搭載でゲーミング向け | 13,000円前後 |
GA-Z97MX-Gaming 5 | microATX | Z97 | 6 | 6 | ○ | ○ | M.2やSATA Express対応 | 17,000円前後 |
GA-H97M-Gaming 3 | microATX | H97 | 6 | 6 | × | × | 最廉価のmicroATXゲーミング | 12,000円前後 |
GA-Z97N-Gaming 5 | Mini-ITX | Z97 | 5+1eSATA | 6 | × | × | 初のMini-ITXゲーミング | 17,000円前後 |
オーバークロック向けの「OC」シリーズは、「Z97X-SOC」と「Z97X-SOC Force」の2モデルをラインナップ。ビデオカードの電源供給を強化する「OC PEG」や、メモリやビデオカードを抜かなくてもスロット単位で無効にできる「OC PCIe/DIMM Switch」、オンボードハードウェアボタンの操作でオーバークロック操作ができる「OC Touch」を備える。
また、メインストリームと同様DualBIOS構造となっているが、起動するBIOSのROMを明示的に指定したり、BIOSの設定プロファイルを切り替える「OC DualBIOS Switch」や、バラック状態でもビデオカードをネジ止めできる「OC Brace」、USBメモリの接続を前面から行なえる「OC Connect」を搭載する。
9シリーズからは新たに、スタンダードシリーズをベースとし、168時間(1週間)の連続負荷テストをクリアした「Black Edition」を用意した。同社が新たに開設したラボで1枚ずつ1週間の負荷テストを行ない、クリアして証明書が付属したものだけが出荷される。Black EditionにはVIP特典が用意され、延長保証が受けられるほか、台湾ラボへの見学ツアーへの招待なども予定されている。
OCシリーズおよびBlack Editionシリーズの主な仕様や店頭予想価格などは表3の通り。
【表3】Black EditionとOCシリーズ | ||||||||
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製品名 | フォームファクタ | チップセット | SATAポート | USB 3.0 | SATA Express | M.2 | 特徴 | 店頭予想価格 |
GA-Z97X-SOC Force | ATX | Z97 | 6 | 6 | ○ | × | 豪華装備のオーバークロック向け | 30,000円前後 |
GA-Z97X-SOC | ATX | Z97 | 6 | 6 | ○ | × | 価格を抑えたオーバークロック向け | 27,000円前後 |
GA-Z97X-Gaming GT WIFI-BK | ATX | Z97 | 10 | 8 | ○ | × | IEEE 802.11ac対応ゲーミング | 48,000円前後 |
GA-Z97X-UD5H-BK | ATX | Z97 | 8 | 8 | ○ | ○ | スタンダード製品で最もハイエンド | 22,000円前後 |
GA-Z97X-UD3H-BK | ATX | Z97 | 6 | 6 | ○ | ○ | 定番の高耐久モデル | 18,000円前後 |
全モデルで、Googleの「Chrominum OS」のGIGABYTE版を提供。同OSではドライバなどを一切用意せずに、4GB以上のUSBメモリにインストールするだけで利用できる。ただし現時点では英語版のみでの展開となる。また、新たに「GIGABYTE Home Cloud」サービスを提供し、PCに接続したストレージのファイルを、iOSやAndroidから閲覧できるアプリを提供する。