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インテル、8ソケット15コアのXeon E7-8800 v2などを発表

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2月19日 発表

 インテル株式会社は19日、最大で15コアを内蔵する「Xeon E7-8800/4800/2800 v2」製品ファミリーを発表した。

 コードネーム「Ivy Bridge-EX」で呼ばれる製品で、コアアーキテクチャは、Xeon E5 v2と同じだが、既存製品に対し、最大でコアを15コアに、キャッシュを25%増やすなどし、データプロセス性能を最大で2倍に強化。また、メモリ容量は3倍に、I/O性能は4倍に向上させるとともに、99.999%の可用性を実現した。また、上位製品は8ソケットにまで対応する。

 最上位製品の主な仕様は、プロセスルールが22nm、コア数が15基、同時実行スレッド数が30、ラストレベルキャッシュが37.5MB、DIMM数が24基、メモリ容量が12TB、メモリクロックが1,600MHz、PCI Express 3.0がソケット当たり32レーン、QPI帯域幅が8Gtps。加えて、eMCA Gen 1、MCA Recovery execution Path、MCA IO、PCILERなどのRAS機能、Secure Key、OS Guard、Integrated I/O、DirectData I/O、Node Manager 2.0、AVX、APICvなどにも新たに対応する。

新製品の概要
最大で15コアを内蔵
RAS機能も強化
標準で最大8ソケットまで対応
15のコアはリングバスで接続
電力当たりの性能も改善
【表】新製品の主な仕様
E7-8890 v2E7-8880 v2E7-8870 v2E7-8850 v2
ソケット数8888
コア数15151512
クロック2.8GHz2.5GHz2.3GHz2.3GHz
LLC37.5MB37.5MB30MB24MB
TDP155W130W130W105W
E7-8891 v2E7-8893 v2E7-8880 L v2E7-8857 v2
ソケット数8888
コア数1061512
クロック3.2GHz3.4GHz2.2GHz3GHz
LLC37.5MB37.5MB37.5MB30MB
TDP155W130W105W130W
E7-4890 v2E7-4880 v2E7-4870 v2E7-4860 v2
ソケット数4444
コア数15151512
クロック2.8GHz2.5GHz2.3GHz2.6GHz
LLC37.5MB37.5MB30MB30MB
TDP155W130W130W130W
E7-4850 v2E7-4830 v2E7-4820 v2E7-4809 v2
ソケット数4444
コア数121286
クロック2.3GHz2.3GHz2GHz1.9GHz
LLC24MB24MB16MB12MB
TDP105W105W105W105W
E7-2890 v2E7-2880 v2E7-2870 v2E7-2850 v2
ソケット数2222
コア数15151512
クロック2.8GHz2.5GHz2.3GHz2.3GHz
LLC37.5MB37.5MB30MB24MB
TDP155W130W130W105W

(若杉 紀彦)