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Supermicro、メモリを96本搭載可能なXeon E7-8800 v2対応システム

SYS-4048B-TRFT。メモリが実際に96枚装着されている(原寸大の画像はこちら)
2月19日(現地時間) 発表

 米Supermicroは19日(現地時間)、Xeon E7-8800/4800 v2をサポートするエンタープライズ向けシステム「SYS-4048B-TRFT」を出荷開始した。

 4Uのラックマウントに対応したエンタープライズ向けシステム。搭載されるマザーボードは「X10QBi」で、4基のLGA2011 CPUソケットを備え、最大60コアを搭載可能。同社は“超データインテンシブ・アプリケーション向け”として位置づけている。

 また、メモリは「X10QBi-MEM1」ライザーカードを用いて拡張するのも特徴。このカードはメモリスロットを12基備え、最大で768GBのDDR3メモリを装着可能となっている。X10QBiではこのライザーカードを8基装着可能とすることで、96基のメモリスロットを備えることになる。

 サポートするメモリ容量は合計6TBまで。メモリはRegistered ECC対応で、1枚あたりの容量は1GB~64GB、電圧は1.5Vまたは1.35V。

 チップセットはIntel C602Jを採用。ストレージインターフェイスはSATA 6Gbps×2、SATA 3Gbps×4。拡張スロットはPCI Express x16(3.0)×4、同x8(3.0)×8)。このほか、10Gigabit Ethernet×2(Intel X540)、IPMI用Gigabit Ethternet×1、USB 2.0×8、ミニD-Sub15ピン×2、シリアルポートを備える。

本体背面
搭載されるX10QBi
メモリライザーカード「X10QBi-MEM1」
10Gigabit EthernetやIPMIインターフェイスを提供するアドオンカード「AOM-X10QBI-A」
システムのブロックダイアグラム

(劉 尭)