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日本マイクロソフト、世界で唯一Windows 8.1発売イベントを開催
~未発表含め8~70型までのWindows 8.1デバイスが一斉展示
(2013/10/18 15:55)
日本マイクロソフト株式会社は18日、Windows 8.1の発売に併せ、報道向けの発表会を開催した。
Windows 8.1はWindows 8に対するアップデートで、Windows 8ユーザーに対しては、日本時間の17日20時からWindowsストア経由で提供開始されている。それ以外のユーザーや新規ユーザーに対するパッケージ版の販売は18日から開始されている。
日本マイクロソフトのみならず、発売日に併せた発表会を行なうことは珍しくないが、実は全世界のMicrosoftの中で、発売当日に報道向けイベントを開催するのは日本だけだという。これは、8.1が8に対するアップデートであり、完全な新製品ではないためという米国本社の意向によるものとのことだが、日本はPCメーカーが多く、さまざまな種類のデバイスが投入されるため、それらを一斉に紹介、体験してもらうため、開催の運びとなったという。
実際、発表会最後には、日本エイサー、ASUS、NECパーソナルコンピュータ、レノボ・ジャパン、エプソンダイレクト、サードウェーブ、シャープ、ソニー、デル、東芝、パナソニック、日本ヒューレット・パッカード、富士通、マウスコンピューター、ワコムの代表者が、Windows 8.1搭載新製品を持って登壇。また、展示会場には、サイズで言うと8型から70型までさまざまなフォームファクタの製品が一堂に並べられた。その一部の製品は、未発表のもので、特に8型液晶採用のものが多く見受けられた。
【お詫びと訂正】初出時にシャープのPN-L702Bを80型としておりましたが、70型の誤りです。また、Windows 8に対応(OS非搭載)となります。お詫びして訂正させていただきます。
発表会ではまず日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏が、Windows 8.1を紹介。1年前に新しいWindowsを再創造すべく、既存のニーズを満たしつつ、新しいUIをWindows 8で提供したが、同社が新たに打ちだした“ラピッドリリース”戦略に基づき、これまで3~3年半だったメジャーアップデートサイクルより遙かに短い期間で、多くの機能拡張をもたらす8.1を提供することになった。
続いて、同社業務執行役員Windows本部本部長の藤本恭史氏が具体的な新機能を紹介。その多くは既報のものなので、簡単にまとめると、スタート画面やタイルがよりカスタマイズ可能になった、スタートボタン(スタートティップ)の復活、Bing技術を使ったローカルとWebの統合的な検索と新しい表示方法、数々の新しい標準アプリ追加、クラウド/SkyDriveとの密接な連携、IE11搭載などがある。
これらの特徴に加え、日本独自の拡張も加えられている。1つはIMEで、独自の辞書を搭載するほか、左右に分割され、左側に数字、右側に文字のキーを表示し、タブレットで入力しやすくなったフリック対応の新ソフトキーボードを搭載。游ゴシック/游明朝フォントという、モダンUIでより見やすいフォントの搭載、縦中横やルビ表示が改善されたIE11でのEPUB3への対応などもある。
また、OSの機能ではないが、ストアアプリの購入に利用できる、ストアギフトカード(2,000円と5,000円)が発売されることとなった。