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東芝、6型E Inkの電子書籍端末「BookPlace MONO」

~自社ストア「BookPlace Cloud Innovations」開始

BookPlace MONO
4月16日 発売

 株式会社東芝は4日、電子書籍サービスをリニューアルして開始し、専用のE Inkモノクロ電子書籍端末「BookPlace MONO」を4月16日より発売する。

 東芝はこれまで、「BookPlace powered by BookLive!」として、BookLive!の電子書籍サービスを提供してきたが、4日付けで名称を「BookLive! for Toshiba」に変更。BookPlaceは新たに「BookPlace Cloud Innovations」という名称で、自社サービスを開始する。

 端末としては、新ストア用のBookPlace MONOを販売するほか、Android、iOS用のリーダーアプリ「BookPlace Reader」を提供開始した。PCについては5月以降にアプリケーションを提供予定。2013年夏以降のPCやタブレットなどにプリインストールされるようになる。また、BookPlace MONOは夏以降に音声読み上げ機能を追加予定としている。ストアに登録できる端末は5台まで。

 従来の7型カラー端末「BookPlace DB50」については、引き続きBookLive!側を利用する形になる。サービスとしてはほぼBookLive!と同じになるため、三省堂書店とのID連携、デジタル図書券/プリペイドカードの利用が可能になる。両ストアが別サービスになるためアカウントは個別、本棚やポイントの連携などはできない。

 BookPlace MONOの販路は、直販と書店。直販は、端末とマンガコンテンツのセット、もしくはBookPlaceのポイントとのセット販売を行なう。

 マンガセットは、15~20巻ほどを1セット(8,000~9,500円程度)と数え、BookPlace MONO本体と1セットの価格が9,800円(5月10日まで)、2セットとの価格が19,800円、3セットとの価格が24,900円。セット用のラインナップは、「サラリーマン金太郎」、「ゴルゴ13」、「静かなるドン」、「ガラスの仮面」、「ベルセルク」、「彼氏彼女の事情」、「幸せの時間」などを用意。ポイントとのセットは、30,000ポイントとBookPlace MONO本体のセット価格が30,000円。いずれも送料無料。

 書店では、BookPlaceで使える図書券30,000ポイント(10,000ポイント3枚)とBookPlace MONO本体のセットで30,000円。当面の販売店舗は、DIRECT SHOP、戸田書店、LIBRO BOOKSの全国106店舗。この3チェーンと旭屋書店、有隣堂を含めてBookPlaceとの連携を行なう。

 BookPlace MONOの主な仕様は、解像度758×1,024ドット/タッチ対応6型E Inkパネル、CPUにFreescale i.MX508 800MHz、メモリ512MB、ストレージ4GBを搭載。OSはAndroid 2.3.4ベース。インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n無線LAN、Micro USB、microSDHCスロット、音声出力を備える。

 電源はリチウムイオンで駆動時間は約8,000ページ。本体サイズは約110×170×9.5~9.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約180g。

ホーム画面の本棚
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BookPlaceストアの画面
読んだ順、購入順、50音順でソート
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青空文庫を表示したビューアー画面

(山田 幸治)