株式会社東芝は、電子書籍リーダー「BookPlace DB50」を2月10日より発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は22,000円前後の見込み。
1,024×600ドット表示対応7型カラー液晶を搭載するシンプルな電子書籍リーダー。東芝では、電子書籍に関してITリテラシーの高いユーザーは汎用タブレット端末を使用すると想定しており、本製品は電子書籍リーダーに特化したシンプルな構成で、ITリテラシーがそれほど高くない30~40代の男女をターゲットにしている。
電子書籍ストアは、同社の「BookPlace」を利用。コンテンツ数は2011年12月時点で約43,000冊、2012年3月末までに10万冊に拡大予定で、同社は国内最大クラスとしている。このうち約75,000冊は読み上げ機能に対応。BookPlaceのIDは、1つで3台まで使用できるため、PCやスマートフォンと併用できる。約22,000円の端末価格には、BookPlaceで使用できる5,000円相当のポイントが含まれる。
BookPlace自体は、PCおよびAndroid向けにリーダーが用意されている。
ホーム画面 | 本体背面 |
操作は静電容量式タッチパネルと、専用ボタンを用意。本の一覧が表示されるホーム画面に戻れるホームボタンや、読書中だったページに戻れるCONTINUEボタン、音量調節ボタン、メニューボタンなどを備える。電子書籍の表示中は、タッチパネル部分に目次やページジャンプ、しおり、輝度調節といった項目が現れる。
そのほかのアプリケーションとして、ブラウザ、メール、Adobe Reader、電卓、時計、カレンダー、ギャラリーなどを搭載する。
ストレージは8GBフラッシュメモリを搭載し、microSDカードスロットを装備。通信機能はIEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR。このほか、MicroUSB、スピーカー、ヘッドフォン端子を備える。
バッテリ駆動時間は約7.5時間。本体サイズは約190×120×11mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約330g。
オプションで専用カバーを用意。色はブルー、ブラック、レッドの3色。
(2012年 1月 26日)
[Reported by 山田 幸治]