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NVIDIA、ブーストに対応しメモリ周りなどを強化した「GeForce GTX 650 Ti BOOST」

「GeForce GTX 650 Ti BOOST」
3月26日(現地時間)発表

 米NVIDIAは26日(現地時間)、ゲーマー向けのエントリーデスクトップGPU「GeForce GTX 650 Ti BOOST」を発表した。

 GPU Boostに新たに対応する「650」ブランドのGPU。200ドル以下で、最新ゲームをフルHDで30fps以上出せるという位置付けがなされており、それに向けてメモリ周りを中心に強化されている。

 SP数は650 Tiと同じ768基で、ベースクロックは925MHzから980MHzに向上。Boostにより、最大1,033MHzで動作する。テクスチャユニット数も同じ64基だが、ROP数は16基から24基に拡張されている。また、メモリはインターフェイスが128bitから192bitになり、クロックも5,400MHzから6,008MHzに引き上げられている。

 メモリ容量は1GBと2GBがあり、米国での実売価格は、それぞれ149ドル、169ドル(650 Tiは129ドル、660は199ドル)。発売は2GBモデルが即日で、1GBモデルは4月以降。国内では2GBモデルが19,800円前後で登場の予定。

 製造プロセスは28nm、トランジスタ数は25億4千万という点も変わっていないが、TDPは110Wから134Wに上昇している。リファレンスカードの厚みは2スロットで、電源は6ピン、ディスプレイインターフェイスは、デュアルリンクDVI×2、HDMI、DisplayPort。

 Hawken、World of Tanks、PlanetSide 2で利用できるゲーム内通貨75ドル相当(1ゲームあたり25ドル)が付属する。

カード上面
背面
ブラケット部
GPU Boostに対応
GTX 650との性能比較
Radeon HD 7850との性能比較

(若杉 紀彦)