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ドスパラ、GIGABYTE製のGeForce搭載14型Ultrabookを国内販売
~1,600×900ドット表示対応非光沢液晶採用
(2012/12/5 00:00)
ドスパラは、GIGABYTE製のGeForce搭載14型Ultrabook「U2442」を2012年12月より発売する。価格はBTOで、10万円前後を予定している。
本体後部にヒートシンクと排熱口を2つ設ける設計を採用したことで、20.8mmの薄さでディスクリートGPUの搭載を実現。安定性の向上に加えて、熱風をユーザーから遠ざけ、静音性を高めた。また、自動調光機能付きのバックライト付きキーボードを備え、薄暗い環境の中での操作性を高めた。
CPUはCore i7-3517U(1.9GHz、ビデオ機能内蔵)、チップセットはIntel HM77 Express、液晶は非光沢の1,600×900ドット表示対応14型で固定だが、メモリは4GBまたは8GB、GPUはGeForce GT 640M(2GB、型番末尾V)または同650M(2GB、型番末尾F)、ストレージは128GB mSATA SSD、同+750GB/1TB 2.5インチHDD、256GB 2.5インチSSD、OSはWindows 8または同Proから選択できる。
インターフェイスは、SDカードスロット、USB 3.0×2、同2.0×2、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、130万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリはリチウムポリマーで、駆動時間は約6時間。本体サイズは339×233×18.5~20.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量はHDD非搭載モデルが最大1.59kg、搭載モデルが最大1.69kg。
なお、本製品はUltrabookに準拠するため超低電圧版(17W)のCPUを搭載しているが、熱設計的には35Wまで対応可能で、国内販売の予定はないものの、グローバルモデルでは通常電圧版搭載モデル(型番末尾N)も用意されている。次期CPUを搭載するモデルでは通常電圧版を採用したクアッドコアモデルの投入も考えているという。
また、先述の通り本製品は2つの排気口とヒートシンクを備えているため、35WのCPUを搭載したとしても熱設計に余裕があるとし、将来的にはGeForceもGTX搭載モデルをラインナップしたいとした。
10.1型スレートと11.6型コンバーチブルも展開
ドスパラでの扱いは決まっていないが、10.1型のスレートPC「S1082」、11.6型のコンバーチブルUltrabook「U2142」の国内投入も2013年以降に予定している。
S1082は「通常のPC設計を基礎とし、タブレットまで縮小した」ことをコンセプトとするタブレットPCで、ミニD-Sub15ピンやHDMI出力、Gigabit Ethernetなどのインターフェイスを充実させたモデル。
主な仕様は、CPUにCeleron 847(1.1GHz、ビデオ機能内蔵)、Intel NM70 Expressチップセット、マルチタッチ対応1,366×768ドット表示10.1型ワイド液晶ディスプレイなどを搭載。メモリは2~8GB、ストレージは64~256GB SSDまたは320GB/500GB HDD、OSはWindows 8または同Proを選択できる。
インターフェイスは、USB 2.0×2、SDカードスロット、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、130万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリはリチウムポリマーで、駆動時間は約3時間。本体サイズは270×173×14.94mm(同)、重量はHDDモデルが最大850g、SSD搭載モデルが最大790g。
U2142は液晶が回転し、クラムシェルにもタブレットにもなるコンバーチブルなUltrabook。
主な仕様は、Intel HM77 Expressチップセット、マルチタッチ対応1,366×768ドット表示11.6型ワイド液晶ディスプレイなどを搭載。CPUはCore i3-3217U(1.8GHz、ビデオ機能内蔵)またはCore i5-3317U(1.7GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリは4/8GB、ストレージは24~256GB SSD+500GB~1TB HDD、OSはWindows 8または同Proを選択できる。
インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×2、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、130万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリはリチウムポリマーで、駆動時間は約6時間。本体サイズは339×188~200×20mm(同)、重量はSSD搭載時が最大1.39kg、SSD+HDD搭載時が最大1.49kg。
ビジネスでもプライベートでも求められるUltrabookだからこそ
4日に都内で開かれた製品発表会では、GIGABYTE本社から来日したDivision Director NB Product Management Division Mobility Business CenterのVincent Liu氏が挨拶。「GIGABYTEはビデオカードやマザーボードのリーディングカンパニーとして知られているが、ノートPCも日本市場に3年前から投入している。また、ODMも積極的に提供しており、技術力は高い。今回の製品は我々が一から開発、設計、製造を台湾で行ない、我々のブランドで打って出る、自信を持った製品。今後も日本市場を開拓していきたい」と抱負を語った。
製品説明を担当したG-STYLE(ノートPC担当子会社) Account Manager Northeaset RegionのSabrina Chou氏は、「近年はUltrabookの普及で、ビジネスとプライベート両方を1台のノートPCに統合する利用スタイルが増加した。しかしこれまでのUltrabookは薄さを追求するあまり、インターフェイスの使い勝手や性能面である程度妥協が必要だった。U2442はGIGABYTEの設計思想に基づき、薄さや携帯性に加えて、インターフェイスの充実とディスクリートGPUの搭載による高い性能を両立。これによってビジネスとプライベート双方におけるニーズを完全に満たせる」とアピールした。
また、S1082とU2142についても、インターフェイスやストレージ容量の面で、Androidデバイスや、ほかのコンバーチブル型Ultrabookに対するアドバンテージがあると語った。
発表会では、U2442を実際に使い最新のFPSゲーム「Call of Duty Black Ops II」をプレイするデモが行なわれ、画質を最高にした状態で、1,600×900ドット+4x MSAA+FXAAがONの状態でも40fps前後、1,920×1,080ドットにしてアンチエイリアスをすべてOFFにした状態でも40fpsのフレームレートを維持しており、U2442が持つ高性能さが確認できた。