日本エイサー株式会社は12日、10.1型および11.6型のWindows 8タブレット「ICONIA」シリーズや、10点タッチ対応23型液晶、およびその液晶を採用した一体型PCなどを発表した。発売は年内。
今回発表の一連のWindows 8搭載製品では「できること∞(無限大)」というキャッチコピーが与えられている。このフレーズは、製品の可能性を示唆するとともに、「∞」はWindows 8の8をもじったものでもある。
●ICONIA W510/W700「ICONIA W510」は、10.1型で約580gという軽量さと、単体で9時間の長時間駆動をウリとするタブレット。ICONIA W510Dは、専用の着脱式キーボードドックが付属。ドックにもバッテリを内蔵し、ドック利用時の駆動時間は約18時間、重量は約1.26kg。
主な仕様は、Atom Z2760(1.5GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、SSD 64GB、1,366×768ドット表示対応10.1型IPS液晶、Windows 8(32bit)などを搭載し、価格は単体が7万円前後、ドックセットが9万円前後。
インターフェイスは、USB 2.0、Micro HDMI、microSDカードスロット、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HSなどを装備する。本体の厚さは8.8mm。
ドックに装着したところ | 閉じたところ | 右側面に、ボリューム、Micro HDMI、Micro USB、microSD |
上面にヘッドフォン端子、電源ボタン、回転ロックボタン | 左側面 | 下面にドックコネクタ |
「ICONIA W700」はフルHD表示対応の11.6型のタブレット。USB 3.0×3とMicro HDMIを備えたクレードルが付属。クレードルは縦置き/横置きの両方が可能で、角度も70度と20度に変更可能。また、W700DにはBluetoothキーボードが付属する。
主な仕様は、W700がCore i3(1.8GHz)、W700DがCore i5(1.7GHz)、メモリ4GB、SSD 64GB、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応11.6型IPS液晶、Windows 8(64bit)などを搭載。店頭予想価格はW700が8万円前後、W700Dが10万円前後。
インターフェイスは、USB 3.0、Micro HDMI、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HSなどを装備。本体重量は約950g。バッテリ駆動時間は最大約9時間。
ICONIA W510/W700には、5点タッチで呼び出し、写真や動画、文書などに簡単にアクセスできる独自ソフト「Acer Ring」が搭載。Wi-Fiや、Bluetoothのオン/オフなどもできる。
「ICONIA W700」 | クレードル | 縦置きしたところ |
横置きしたところ | Bluetoothキーボードと組み合わせたところ | 右側面に、電源ボタン、ボリューム、ヘッドフォン端子 |
上面 | 左側面に、Micro HDMI、USB 3.0、電源端子 | 下面 |
●A5600U/T232HL
「A5600U」は、10点タッチに対応する液晶一体型PC。表面は、液晶の額縁の下にまでポリカーボネートの透明なカバーが伸びており、液晶部分が浮いて見えるデザイン。また、スタンドを除く本体の厚みが35mmに抑えられている。スタンドはL字型で、80度~30度の範囲で片手で簡単に傾けられるとしている。
主な仕様は、Core i3-3110M(2.4GHz、同)、メモリ4GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、フルHD対応23型液晶、Windows 8(64bit)などを搭載し、価格は10万円前後。
インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0、Ethernet、HDMI入力、HDMI出力、カードリーダ、Webカメラ音声入出力などを装備する。
また、この製品からPC部分を取り除き、10点タッチ対応の液晶ディスプレイとした「T232HL」も発売する。価格は5万円前後。
このほか、ゲーミングデスクトップ「Aspire Predator G AG5920/AG3620」、タワー型PC「AM3985-F74D」、スリム型PC「AXC600-F54D」といったデスクトップのWindows 8搭載モデルも10月26日に発売する。
「A5600U」 | 付属キーボードの右端は、タッチパッドとテンキーモードを切り替えられる | Aspire Predator G |
(2012年 10月 12日)
[Reported by 若杉 紀彦]