富士通株式会社は、A4ノートPCの2011年冬モデルを10月13日より発売する。価格はオープンプライス。いずれもWindows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載する。
新モデルは、15.6型の「LIFEBOOK AH」シリーズの上位モデルで筐体デザインを一新。なお、ノートの3D立体視モデルは用意されない。「らくらくパソコン」シリーズは夏モデルを継続する。
●LIFEBOOK AHシリーズ新筐体のLIFEBOOK AHは4モデルを発売。筐体変更により薄型化され、キーボードをアイソレーションタイプの「ナチュラルフィットキーボード」に変更し、キー側面に色を付けて視認性を高めた「サイドカラードキー」を採用した。また、サラウンド機能を「DTS Ultra PC II Plus」に強化し、起動時間を高速化する「クイックスタート」機能を追加した。
「AH77/E」はクアッドコアCPUの最上位モデル。本体色はブラック、ホワイト、レッドの3色。店頭予想価格は19万円強の見込み。
主な仕様は、Core i7-2670QM(2.20GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 750GB、Intel HM65 Expressチップセット、BDXL対応Blu-ray Discドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶を搭載する。
LIFEBOOK AH77/E ブラック | LIFEBOOK AH77/E ホワイト | LIFEBOOK AH56/E ブルー |
上位の「AH56/E」は、AH77/EからCPUをCore i5-2520M(2.50GHz、同)、メモリ4GBに変更した構成。ブラック、ホワイト、レッド、ブルーの4色を用意し、店頭予想価格は18万円前後の見込み。
TVモデルの「AH52/EA」は、地上/BS/110度CSデジタルTVを無線LANで見られる「ワイヤレスTVユニット」が付属。新たに15倍の長時間録画に対応した。
LIFEBOOK AH52/EA ブラック | LIFEBOOK AH52/EA ホワイト |
主な仕様は、Pentium B950(2.10GHz、同)、メモリ4GB、HDD 640GB、BDXL対応BDドライブなどを搭載。ブラック、ホワイトの2色が用意され、店頭予想価格は17万円強の見込み。
この3モデルは、液晶画面とベゼルの継ぎ目の無い「フルフラットファインパネル」を装備。また、AH77/Eは約6.2時間駆動、AH52/EAは約6.4時間駆動の大容量バッテリを標準搭載する。本体サイズは380×258.5×28.5~33mm(幅×奥行き×高さ)、重量は大容量バッテリの2モデルが約2.9kg、AH56/Eが約2.7kg。
下位モデル「AH54/E」は、フルフラットファインパネルを搭載しないが、代わりに最厚部が29.6mmと薄く、パームレスト部にも指紋が目立ちにくいグラデーションのデザインを施している。ブラック、ホワイト、レッド、グリーンの4色が用意され、店頭予想価格は15万円前後の見込み。
主な仕様は、Core i3-2330M(2.20GHz、同)、メモリ4GB、HDD 640GB、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載する。本体サイズは380×258.5×25~29.6mm(同)、重量は約2.5kg。
LIFEBOOK AH54/E ブラック | LIFEBOOK AH54/E ホワイト |
LIFEBOOK AH54/E レッド | LIFEBOOK AH54/E グリーン |
「AH42/E」は、夏モデルと同じ筐体のエントリーモデル。Pentium B950、メモリ4GB、HDD 640GB、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載。ブラック、ホワイト、レッドの3色が用意され、店頭予想価格は13万円前後の見込み。
LIFEBOOK AH42/E ブラック | LIFEBOOK AH42/E ホワイト | LIFEBOOK AH42/E レッド |
●LIFEBOOK NHシリーズ
LIFEBOOK NH77/ED |
17.3型の「LIFEBOOK NH」シリーズは、「NH77/ED」の1モデルを発売。店頭予想価格は20万円強の見込み。CPU強化、HDDは500GBを2台搭載して1TBになり、TV録画機能が15倍の長時間録画に対応。サラウンド機能を「DTS Ultra PC II Plus」に強化した。
主な仕様は、Core i7-2670QM、メモリ8GB、HDD 1TB、BDXL対応BDドライブ、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応17.3型ワイド液晶、3波デジタルTVチューナを搭載する。
直販のQuadro 3000Mを搭載するクリエイター向けモデルは、夏モデル「NH90/DN」を継続する。
(2011年 10月 4日)
[Reported by 山田 幸治]