米Intelは7日(現地時間)、OEM PCメーカーからの要望に応える形で、Intel 6シリーズのチップセット供給を再開したと発表した。
今回の問題はSATA 3Gbpsポートにしか発生しないため、そのポートを搭載しないマザーボードを利用していたり、HDD/SSDや光学ドライブをSATA 6Gbpsポートにしか接続していない構成のPCでは問題が起きない。
そこでIntelではこういった構成のPCに向けてのみ、顧客からの要望に応じて同チップセットの供給を再開した。とはいえ、マザーボード製造能力を持つPCメーカーはごく少数で、チップセットのみを供給しても、PC製造を再開できるメーカーは限られる。
なお、問題が解消されるバージョンのチップセットは、当初2月下旬からの出荷開始を見込んでいたが、今回の発表で2月中旬に前倒しされた。
(2011年 2月 8日)
[Reported by 若杉 紀彦]