東芝、新筐体採用の「dynabook TV/TX/EX」など
~一部モデルでGPUによる超解像技術を実現

dynabook EX/66MBL、
同55MBL

6月下旬 発売
価格:オープンプライス



 株式会社東芝は、ノートPC「dynabook」シリーズの夏モデルを6月下旬より発売する。価格はすべてオープンプライス。

 本記事では、メインストリーム向けの「EX」、「TX」、「TV」、「Qosmio V」シリーズを紹介する。モバイル向けの「MX」と「UX」については別記事を参照されたい。

 新機種では、全機種にOffice Home & Business 2010をプリインストールし、動画と音声を中心としたチュートリアル「動画で学ぶOffice Personal 2010」を搭載。また、「EX/46M」を除く全機種は32bit/64bitのいずれかのOSを選べるが、選択方法をわかりやすく改良した。

 さらに、EX/46Mを除く5機種で、Intel HDグラフィックス機能を活用した超解像技術「レゾリューションプラス」を搭載。アップコンバート、デジタルシャープネス、記憶色補正をGPUで行なうことにより、SpursEngineを搭載せずともDVDがハイビジョン解像度で視聴できるようになった。

●dynabook EX

 スタンダードノート「dynabook EX」は、最下位の「EX/46M」を除く2機種で、キーボード面に模様を施した新筐体を採用し、CPUを強化した。

 最上位の「EX/66M」は、CPUにCore i5-450M(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、Intel HM55 Expressチップセット、500GB HDD、Blu-ray Discドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイドLEDバックライト液晶ディスプレイ、OSにWindows 7 Home Premiumなどを搭載し、店頭予想価格は16万円台半ばの見込み。

 中位の「EX/56M」は、上記からCPUをCore i3-350M(2.26GHz、ビデオ機能内蔵)、光学ドライブをDVDスーパーマルチに変更し、店頭予想価格は14万円台半ばの見込み。

 そのほかの仕様はほぼ共通で、インターフェイスにメディアブリッジスロット、USB 2.0×3(うち1基はeSATA兼用)、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、音声入出力などを搭載する。

 バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約1.8時間。本体サイズは約380×250×28~37.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.4kg。本体色はリュクスホワイト(型番末尾:WH)、プレシャスブラック(BL)、モデナレッド(RD)の3種類が用意される。

EX/66MWH、同55MWHEX/66MRD、同55MRD

 下位の「EX/46M」は旧モデル「EX/35L」からほぼ同仕様を踏襲するが、Officeが2007から2010に変更される。本体色はリュクスホワイト(WH)とプレシャスブラック(BL)の2種類。

EX/46MBLEX/46MWH
●dynabook TX

 1,366×768ドット表示対応16型ワイド液晶を搭載する「dynabook TX」は、春モデルからデザインを一新し、CPUを強化した。

TX/77MWHTX/77MBL

 主な仕様は、CPUにCore i5-450M、メモリ4GB、500GB HDD、Intel HM55 Expressチップセット、500GB HDD、Blu-ray Discドライブ、OSにWindows 7 Home Premiumなどを搭載し、店頭予想価格は17万円前後の見込み。

 インターフェイスは、ExpressCardスロット、ブリッジメディアスロット、USB 2.0×4(うち1基はeSATA兼用)、ミニD-Sub15ピン、HDMI出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、音声入出力などを搭載する。

 バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約1.4時間。本体サイズは約380.5×254×28~36.5mm(同)、重量は約3kg。本体色はベルベッティホワイト(WH)とベルベッティブラック(BL)の2種類が用意される。

●dynabook TV

 地デジTVチューナ搭載の「dynabook TV」も春モデルからデザインを一新。CPUを強化し、Pentium P6000(1.86GHz)搭載となった。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを搭載。それ以外の仕様や本体色はdynabook TXにほぼ準じる。店頭予想価格は15万円前後の見込み。

TV/74MWHTV/74MBL

●dynabook Qosmio V

V65/87M

 地デジTVチューナとBlu-ray Discドライブを搭載した「dynabook Qosmio V」も春モデルからCPUを強化した。本体デザインは変更されていない。本体色はシャイニーレッドのみで、店頭予想価格は18万円前後の見込み。

 主な仕様は、CPUにCore i5-450M、メモリ4GB、Intel HM Expressチップセット、500GB HDD、Blu-ray Discドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイドLEDバックライト液晶ディスプレイ、OSにWindows 7 Home Premiumなどを搭載する。

 インターフェイスは、ブリッジメディアスロット、USB 2.0×4(うち1基はeSATA兼用)、HDMI出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Webカメラなどを搭載する。

 バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約3時間。本体サイズは約387.6×266.8×29.1~34.8mm(同)、重量は約3kg。

(2010年 6月 14日)

[Reported by 劉 尭]