株式会社東芝は25日、2.5インチHDDの新製品として容量750GBの「MK7559GSXP」および1TBの「MK1059GSM」を発表した。MK7559GSXPは4月よりサンプル出荷、MK1059GSMは3月末より量産を開始する。
磁気ヘッドやディスクの磁性層を改善し、業界最高という面記録密度839.1Mbit/平方mmを実現した2.5インチHDD。これにより、MK7559GSXPはディスク2枚/9.5mm厚として業界最大の750GBを達成。ハイエンドPCや外付けHDD、薄型TV、レコーダなどへの用途を見込む。ディスク3枚/12.5mm厚で容量1TBのMK1059GSMも合わせて商品化される。
MK7559GSXPは従来機種「MK6465GSX」(640GB)と比較して、エネルギー消費効率を約14%高めたほか、原材料製造時の環境負荷の低減により製品ライフサイクルのCO2排出量を削減するなど、環境にも配慮されている。消費電力はシーク時1.85W、リード/ライト時1.5W。MK1059GSMは順に2.2W、1.7W。
インターフェイスはSATA 3Gbps。回転数は5,400rpm、平均シーク時間は12ms、バッファ容量は8MB。
本体サイズと重量は、MK7559GSXPが69.85×100×9.5mm(幅×奥行き×高さ)、102g、MK1059GSMが69.85×100×12.5mm(同)、148g。
(2010年 3月 25日)
[Reported by 山田 幸治]