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【速報】Microsoftの講演で東芝のSkylake搭載4K 2-in-1が公開

Microsoft ODM部門担当副社長ニック・パーカー氏、手に持っているのが東芝のAstrea

 MicrosoftはCOMPUTEX TAIPEI 2015の期間中に、OEMメーカー、業界関係者、報道関係者などを集めた講演を行ない、この中で東芝の第6世代Coreプロセッサ搭載“Astrea”(アストレア)などを含む、OEMメーカーが開発中のPCや2-in-1デバイスなどを公開した。その速報をお伝えする。

東芝のAstreaは4K液晶を搭載したSkylake搭載2-in-1デバイス

 Microsoft ODM部門担当副社長ニック・パーカー氏は、既報となっている7月29日の正式リリースを確認し、7月29日からアップグレードが可能になり、搭載PCの販売も行なわれると述べた。

 また、DirectX 12やCortanaなどのWindows 10の特徴や新機能などについて説明したほか、Windows 10へアップグレード可能なPCやスマートフォンなどの数を15億台とし、今後数年間で新たに6億台のPCがWindows 10ベースで出荷される見通しであることなどアピールした。

 その講演の最後に、未公開の多数のPCが公開された。その中でも最大の注目は、東芝が開発している、Astreaと呼ばれる2-in-1デバイスとなる。

 Astreaは、Intelからはまだ正式には発表されていない第6世代Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)を搭載しており、4K(3,840×2,160)の液晶を採用、タッチ対応で、液晶部分の回転ヒンジを利用してタブレット、クラムシェルに変形できる2-in-1デバイスとなる。液晶の大きさなどは不明だが、ぱっと見では13型程度に感じた。非常にコンパクトで薄型のボディに、4Kの液晶が入っているのは十分驚嘆に値した。

 この他、HPの2-in-1デバイスも紹介された。1つは特徴的なマグネット式ヒンジを持っている2-in-1デバイスで、もう1つは着脱式キーボードを備えたタブレットだ。ただし、どちらも簡単に紹介されただけで、報道関係者が撮影する時間になった時にはしまわれてしまったため詳細は不明だ。

 また、2日にDellのプレスカンファレンスで紹介されたXPS15は、狭額縁の液晶で人気を集めているXPS13の15型版になる。ただし、OSがWindows 10になっているだけで、基本的には2日の記事で紹介されている内容と同じなので、こちらを参照して欲しい。

「Astrea」
東芝のAstrea、4K、第6世代Coreプロセッサ(Skylake)などのスペックが表示されている
HPの2-in-1デバイス
DellのXPS 15

(笠原 一輝)