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Windows 10プレビューにProject Spartanブラウザ搭載の新版公開
(2015/3/31 09:46)
米Microsoftは30日(現地時間)、新エンジンを搭載するWebブラウザ「Project Spartan」(コードネーム)を実装したWindows 10のテクニカルプレビュービルド10049を公開した。前回のビルド10041から約2週間での新版投入となる。
Windows 10テクニカルプレビューの旧ビルドをインストールしているユーザーは、更新の受け取り設定を「高速」に設定することで、Windows Update経由でダウンロード更新できる。
Spartanは新しいレンダリングエンジンを搭載。見ているページにより没入できることを目指し、UIもWindows 10に合わせて洗練されたものとなるほか、いくつかの新機能が搭載される。また今後、PCだけでなく、スマートフォン版も提供される。
主要な機能としては、パーソナルアシスタントの「コルタナ」との連携、OneNoteのようにページに直接手書きでメモなどを書き込み、またそれを他者と共有できるインク機能、ページを保存したりPDF化した上でオフラインでも読めるリーディングリスト機能などがある。
このほか、ビルド10049では、特定の操作でフォトアプリがクラッシュする問題、タブレットモードでデスクトップアプリがスタート画面やタスクビューなどの背後に表示されることがある問題、インストール直後にPCを手動でロックすると固まる問題などを修正している。
なお、Internet Explorerも互換性が必要な企業ユーザーなどを考慮し、引き続き提供される。
Windows 10のテクニカルプレビューは、スマートフォン向けも近日アップデート予定で、新機能の追加のほか、より多くの種類の端末で利用可能となる。