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Apple、厚さ6.1mmになった「iPad Air 2」

~GPU性能2.5倍のA8X搭載、Touch ID対応

「iPad Air 2」

 米Appleは16日(現地時間)、厚さ6.1mmのタブレット「iPad Air 2」を発表した。日本でも10月18日より受注を開始する。

 これまでカバーガラス、タッチセンサー、液晶という3層だったディスプレイ構造を1つに統合することで画質を改善しつつ、本体の厚さは従来より18%薄い6.1mmに、重量も469gから437g(Wi-Fiモデル)に薄型軽量化。また、映り込みを56%抑え、世界で最も反射が少ないというコーティングも加えている。サイズと解像度は従来と同じ9.7型/2,048×1,536ドット。

 SoCは、第2世代64bit SoCとなるA8Xを搭載。これにより、10時間のバッテリ駆動時間を維持しつつ、A7と比べ、CPU性能は4割向上し、GPU性能は2.5倍に引き上げられた。モーションコプロセッサのM8も引き続き内蔵する。

 背面カメラは新しい800万画素センサーを採用し高画素化するとともに、内蔵画像信号プロセッサと相まって、顔検出やノイズリダクションを強化した。前面の120万画素FaceTime HDカメラも光を81%多く取り込めるようにし、画質を上げた。

 無線については、866Mbps対応のIEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LANとなり、LTEモデルは20の周波数帯数(バンド1/2/3/4/5/7/8/13/17/18/19/20/25/26/28/29/38/39/40/41)、および150Mbpsに対応する。

 このほか、iPhoneで採用される指紋センサーTouch IDも備える。

 税別価格はWi-Fi 16GBが53,800円、32GBが64,800円、128GBが75,800円、Wi-Fi+Cellular 16GBが67,800円、64GBが78,800円、128GBが89,800円。

 本体サイズは169.5×240×6.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量はWi-Fiモデルが437g、Wi-Fi+Cellularモデルが444g。本体色は、シルバー、ゴールド、スペースグレイ。なお、既存のiPad Airも継続販売される。

(若杉 紀彦)