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目黒区、Windows 8.1タブレット/電子黒板を使った授業の実証実験

VersaPro タイプVT
4月21日 発表

 目黒区教育委員会は21日、ICT環境を活用した授業の効果を検証するプロジェクト「MPL21」(Meguro Proactive Learning for the 21st-century)を開始したと発表した。

 MPL21は、目黒区立第一中学校にWindows 8.1 Pro搭載10.1型タブレット、電子黒板を導入し、「主体的に学ぶ態度」や「協働的問題解決能力」の育成などを目標としたプロジェクト。2014年4月から2015年3月31日の予定で行なわれる。

BrainBoard

 日本マイクロソフト、NEC、NTT東日本が環境整備、研究支援員や技術運用サポートなどを提供。ハードウェアはNECのタブレット「VersaPro J タイプVT」を70台、電子黒板もWindows 8.1 Proを搭載する「BrainBoard 65型」を2台導入。VersaPro タイプVCは、教職員に6台、視聴覚教室に32台、多目的教室に32台を割り当て、生徒1人1台の環境とした。インターネット回線はNTT東の「フレッツ 光ネクスト」を敷き、学校内の無線LAN環境はNECが用意、取りまとめやソフトウェア(Windows、Office等)の教員向け研修などを日本マイクロソフトが行なう。ハードウェアの保守や技術運用サポートはNECが提供する。

 目黒区立第一中学校では今後、この実証実験の成果を踏まえて、2015年度以降の区立学校でのICT活用授業をどのように推進していくかを研究するほか、言語活動の充実によって学力向上を図っていく。

(山田 幸治)