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シャープ、液晶が360度回転する2-in-1スタイルの電子辞書
(2013/12/25 11:00)
シャープ株式会社は、スペックやデザインを一新した電子辞書「Brain」シリーズの新ラインナップを1月24日より順次発売する。ラインナップは4シリーズ12モデルで、価格はいずれもオープンプライス。
ビジネス/語学モデルの「PW-SB1」はブラック系、レッド系の2色で、店頭予想価格は40,000円前後。発売は2月7日。英語や中国語表現の辞書やMBA関連など120コンテンツ、109動画を収録する。
高校生モデルの「PW-SH1」はホワイト系、ブラック系、ピンク系、ブルー系、バイオレット系の5色展開で、店頭予想価格は40,000円前後。発売は1月24日。英語のほか、5教科を網羅する辞書/参考書など150コンテンツ、160動画を収録する。
生活/教養モデルの「PW-SA1」はホワイト系、ブラック系、レッド系の3色で、店頭予想価格は36,000円前後。発売は2月7日。日常生活や趣味のためのコンテンツを中心に100コンテンツ、84動画を収録する。
中学生モデルの「PW-SJ1」はホワイト系、ピンク系の2色で、店頭予想価格は36,000円前後。発売は1月24日。「NHK基礎英語」3年分や問題集、用語集など120コンテンツ、82動画を収録する。
従来モデルからデザインを一新。キーボードを搭載するクラムシェル風スタイルから、液晶面を360度回転する「360°オープンデザイン」を採用。キーボード搭載という従来からの電子辞書の特徴と、移動中でも利用しやすいスマートフォンなどに似たスタイルを両立させた。液晶画面も横表示、縦表示に対応する。ただし切り替えは手動。
なお、液晶面を360度回転させた状態では電源スイッチ以外のキーが反応しなくなるほか、キーボード面を下にして置いた場合にもキーが触れにくいよう若干の窪みを持たせるなどの工夫を施している。
キーボードはタッチパッドを省略した新たなレイアウトを採用。上部のファンクションキーは、ターゲットユーザーに合わせて、モデル毎に変えている。
スペックも全般に強化。液晶ディスプレイは、従来モデルの480×320ドット対応5型液晶から、800×480ドット(WVGA)対応の5.2型へ高解像度/大型化。内蔵メモリを約150MBから500MBへ大容量化したほか、新たにマイクも内蔵している。タッチパネルは抵抗膜方式を採用する。
インターフェイスはMicro USB、音声出力、microSDカードスロット(最大32GBまで対応)を装備。スタイラスも内蔵している。
バッテリはリチウムイオンを採用。連続表示時間は約50時間。本体サイズは152.4×96.5×18.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約295g。
ソフトウェア面では、独立した2つのウィンドウで別々の用語を検索できる「2画面検索」や、手書き入力や全文検索などに対応する「調べる」ボタン、複数ワードによる検索など、検索機能を中心に強化。また、コンテンツをなぞって音声読み上げを行なう機能は、従来の英語と中国語に加えて日本語の読み上げにも対応。これは日本語の電子辞書を利用する外国人を想定しているという。
搭載ツールも、ペン/マーカーによる自由な入力が可能な「ノート」や、最大1時間の録音が可能な「ボイスメモ」、1分~3時間59分の間で設定可能な「タイマー」、画面上に自由にメモを貼り付けられる「付箋」などを新たに搭載(モデルにより搭載ツールは異なる)。中学生モデルでは、ネイティブ音声を真似て発声することで英語の発音チェックができる学習ツール「ATR CALL for Brain」も搭載する。