シャープ、タッチ対応のカラー電子辞書

　シャープ株式会社は、タッチ対応のカラー電子辞書“Brain”「PW-A9300」シリーズ(ビジネス向け)、「PW-G5300」シリーズ(高校生向け)、およびタブレット型の英語学習ツール“英語入門Brain”「PW-GX300」を25日に発売する。価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格は順に4万円前後、38,000円前後、35,000円前後の見込み。

　PW-A9300と同G5300は、タッチペン付きで直感的に操作できるカラー電子辞書。ホーム画面は大きなイラストによる見やすいアイコンで6つのジャンルに分けられ、目的のコンテンツを探しやすくした。

　ビジネス向けのA9300は、動画で講師を見ながら中国語ビジネス会話における重要なフレーズを学習できる「ゼロからのビジネス中国語」に加え、「ジーニアス英和大辞典」、「プログレッシブ ビジネス英語時点」、「中日辞典/日中辞典」など実用系を充実させた。コンテンツ数は130。

　高校生向けのG5300は、高校生の英語学習向けの辞書やコンテンツを拡充し、「ジーニアス英和辞典」、「ウィズダム英和/和英辞典」、「オーレックス英和/和英辞典」、「全訳古語辞典」、「用語集 倫理」、「山川 日本史小辞典」などを収録。コンテンツ数は165。また、よく使う英語辞書を登録し、すぐに呼び出せる「英和/和英」キーを搭載する。

　両モデルともに主な仕様は共通で、液晶が480×320ドット表示対応の5型、キーボードはQWERTY配列。microSDHCカードスロットを搭載し、最大32GBまでをサポート。電源は単3形電池×2で、駆動時間は最大約130時間。

　本体サイズは149×110.2×16.8～19.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約305g。本体色はA9300がブラック系とシルバー系の2色、G5300がホワイト系、ブラック系、ライトピンク、ビビッドピンク、ブルー系の5色。

PW-GX300

　PW-GX300は、2012年8月に発売した“受験Brain”「PW-GX500」と同じタブレット型の学習端末。英語を初めて習う小学生や学び直したい大人まで、英語学習の入門機として提案する。

　株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の研究から生まれた英語の学習支援システム「ATR CALL for Brain」を搭載。本機が読み上げるネイティブ音声を真似て発音すると、点数と波形が表示され、比較しながら繰り返し練習することで正しい発音を身に付けられるという。

　また、「字幕リスニング」、「英語検定」、暗記したい単語を画面上で手書きする「書いて覚える」、過去に学習した項目が問題形式で出題される「復習テスト」など、英語を聞く、話す、読む、書くの順に学べるコンテンツを収録した。コンテンツ数は40。

　主な仕様は、液晶が480×320ドットの5型。microSDHCカードスロットを搭載し、最大32GBまでをサポート。電源はリチウムイオン充電池で、駆動時間は最大約150時間。

　本体サイズは151×99.6×10.5mm(同)、重量は約220g。