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ソニー、天板の中央ラインで液晶がひっくり返る「VAIO Fit 15A/14A/13A」
~2,880×1,620ドット対応モデルも
(2013/10/8 13:30)
ソニーは、ホームノートPC「VAIO Fit」シリーズの2013年秋冬モデルを10月19日より順次発売する。価格はオープンプライス。
新ラインナップとして15.5型の「VAIO Fit 15A」、14型の「VAIO Fit 14A」、13.3型の「VAIO Fit 13A」の3機種を追加し、従来のVAIO Fit 15/14は終息。エントリータイプの「VAIO Fit 15E」、「VAIO Fit 14E」は継続し、今回の2013年秋冬モデルから第4世代Coreプロセッサになった。
OSはWindows 8.1ではなく、Windows 8を搭載。8.1が8ユーザーに無償提供されるため、ユーザー側で8のまま使うか、8.1にアップグレードするかを選択できるようにしたという。OfficeはHome and Business 2013を搭載する。
VAIO Fit 15A/14A/13A
VAIO Fit 15A/14A/13Aは、9月にドイツで開催された「IFA 2013」にて、「VAIO Fit multi-flip PC」として紹介された製品。天板の真ん中のラインで2つ折りのように液晶部分がひっくり返り、ディスプレイが天板側に移る。ソニーでは、通常のクラムシェル「キーボードモード」、液晶をひっくり返した「ビューモード」、ひっくり返して閉じた「タブレットモード」とし、3種類の形態での利用を提案している。
回転を止めるロック機構を備え、開閉試験やヒンジ部のゴムの耐久試験などを実施。タブレットモード時はどうしても曲がる位置が段差のようになってしまうが、その位置も対象にした面加圧試験や、液晶表面のスクラッチ試験なども行なっている。筐体はアルミを採用し、薄型化している。
液晶はIPSで1,920×1,080ドット(フルHD)表示のタッチ対応(オプションのペンも使用可能)、VAIO Fit 15Aでは縦横1.5倍ずつの解像度にした2,880×1,620ドットのモデルも用意される。また、同社製TVの高画質技術を採用し、広色域、高コントラスト、超解像の技術を搭載。キーボードはバックライトを内蔵し、NFCは従来のFit 15/14ようなタッチパッドの位置ではなく、タッチパッドの手前側に移った。
VAIO Fit 15A
VAIO Fit 15Aの店頭モデルは3種類。本体色は3色。
上位の「SVF15N19DJS」(シルバー)は12月7日発売、店頭予想価格は225,000円前後の見込み。高解像度液晶を搭載し、デジタイザスタイラス(ペン)が付属する。主な仕様は、Core i7-4500U(1.80GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、ハイブリッドHDD 1TB(NAND 16GB)、GeForce GT 735M、2,880×1,620ドット対応15.5型タッチ液晶、Windows 8 64bitを搭載。
中位は「SVF15N18DJS」(シルバー)/「SVF15N18DJB」(ブラック)が11月16日発売、「SVF15N18DJP」(ピンク)が11月30日発売。店頭予想価格は190,000円前後の見込み。SVF15N19DJSから解像度をフルHDに変更し、GPUを省略した構成。
下位は「SVF15N17DJS」(シルバー)/「SVF15N17DJB」(ブラック)/「SVF15N17DJP」(ピンク)の3色とも11月30日発売。店頭予想価格は165,000円前後の見込み。主な仕様は、Core i3-4005U(1.70GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 1TB、フルHD対応15.5型液晶、Windows 8 64bitを搭載する。
CTOモデル「SVF15N1A1J」は、11月16日発売。ピンクやCore i3、SSDを選択した場合は11月30日、2,880×1,620ドット液晶選択時は12月7日発売。最小構成の価格は104,800円。
インターフェイスはUSB 3.0×3(1つは電源オフ充電対応)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、HDMI出力、SDカードスロット、NFC、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリ駆動時間は約5.5時間。本体サイズは約337.1×253.8×18.4~20mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.29kg。
VAIO Fit 14A
VAIO Fit 14Aは1モデル2色で、発売は「SVF14N19DJS」(シルバー)が11月16日、「SVF14N19DJP」(ピンク)が11月30日、店頭予想価格は140,000円前後の見込み。
主な仕様は、Pentium 3556U(1.70GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 1TB、フルHD対応14型液晶、Windows 8 64bitを搭載。インターフェイスはUSB 3.0×2(1つは電源オフ充電対応)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、HDMI出力、SDカードスロット、NFC、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリ駆動時間は約6時間。本体サイズは約336.1×234.9×18~19.8mm(同)、重量は約1.96kg。
CTOモデル「SVF14N1A1J」は、本体色ブラックも選択可能になる予定(時期未定)。ピンクやSSD、背面カメラ選択時は11月30日発売。最小構成の価格は99,800円。
VAIO Fit 13A
VAIO Fit 13は「SVF13N19DJS」(シルバー)の1モデルで、11月30日発売。店頭予想価格は170,000円前後の見込み。重量は約1.31kg、最厚部は17.9mm、バッテリ駆動時間は約12時間。Ultrabookに準拠する。
主な仕様は、Core i5-4200U(1.60GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、SSD 128GB、13.3型フルHD液晶、Windows 8 64bitを搭載。インターフェイスはUSB 3.0×2(1つは電源オフ充電対応)、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、HDMI出力、SDカードスロット、NFC、前面92万画素/背面799万画素Webカメラ、音声入出力などを装備。本体サイズは約325.4×223.4×14.3~17.9mm(同)。
CTOモデル「SVF13N1A1J」は、11月30日発売。本体色ブラックや、PCI Express接続SSD 512GB/256GBなどが選択できる。最小構成の価格は129,800円。
VAIO Fit 15E/14E
光学ドライブ搭載のエントリータイプ、VAIO Fit 15E、VAIO Fit 14Eは、CPUを最新にアップデートした。後者は引き続きCTO限定。
VAIO Fit 15Eの店頭モデルは3種類。今回からCore i7、タッチ対応の上位モデルが加わった。
上位の「SVF15319DJW」は10月26日発売、店頭予想価格は170,000円前後の見込み。Core i7-4500U、メモリ8GB、HDD 1TB、BDXLドライブ、フルHD/タッチ対応15.5型液晶、Windows 8 64bitを搭載。
中位の「SVF15318DJW」は10月26日発売、店頭予想価格は145,000円前後の見込み。Core i5-4200U、メモリ8GB、HDD 1TB、BDXLドライブ、フルHD対応/タッチなし15.5型液晶、Windows 8 64bitを搭載。
下位の「SVF15317DJW」(ホワイト)/「SVF15317DJ」(ブラック)は10月19日発売。店頭予想価格は105,000円前後の見込み。Pentium 3556U、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット対応/タッチなし15.5型液晶、Windows 8 64bitを搭載。
CTOモデル「SVF1531A1J」は10月19日発売。フルHDパネル選択時は10月26日発売。本体色ピンク、解像度、タッチの有無などが選択できる。最小構成の価格は64,800円。
VAIO Fit 14EのCTOモデル「SVF1431A1J」は10月19日発売。最小構成の価格は59,800円。メニューはCore i7-4650Uなど第4世代Coreプロセッサに更新された。