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マウスコンピューター、親子パソコン組み立て教室に22組の親子が参加
~訳ありセールには徹夜組も
(2013/8/12 00:00)
株式会社マウスコンピューターが主催する、「2013年度 親子パソコン組み立て教室」が同社の長野県飯山工場で今年も開催され、22組の小学6年生とその保護者が参加した。
同様の組み立て教室は夏休みのこの時期に各社が開催しているが、マウスコンピューターによる教室の特徴は、参加者がBTOで自由に構成を決められる点。CPUやメモリなどのパーツだけでなく、デスクトップかノートブックかということも制限なく選ぶことができる。
通常の場合、講師役のスタッフが作業内容を説明し、続いて参加者が同じ事をやるという具合に1工程ずつ進めていく。これに対し、マウスコンピューターの場合は、参加者ごとに専用の組み立てマニュアルが用意され、普段は同工場で組み立て作業を行なっているスタッフが各親子に専任の講師としてつき、それぞれのPCを組み立てていくという手法を採る。
PCを自分で組み立てられるという楽しみに加え、PCの代金は通常の3割引きということもあり、20組の募集に対して2倍以上の応募があり、長野県下だけでなく関東や関西からも参加者もいた。ちなみに、その内ちょうど半数が女の子だったのが意外だった。
また、組み立て教室と併催で、「訳ありセール」も行なわれた。擦り傷や、へこみがある製品や、化粧箱が汚れたものを再整備し、動作確認したものを「訳あり品」として特価販売するセールで、これも毎年多数の人出で賑わう。
一番乗りした人は、ゲーミングPC「G-Tune」を目当てに、なんと前日の20時から並んだという。このほか、開場1時間前の8時にはすでに50人が列をなし、オープン時には130人が集まった。最終的な来場者は約500人で、特価PCは開場から30分でほぼ売り切れとなった。
組み立て教室は9時からと14時からの2回に分けて行なわれた。ここでは午後の部の模様をお伝えする。
まず、小松永門社長が開会の挨拶を行ない、同社の特徴であり、今回実際に組み立てを行なうBTO PCについて紹介するとともに、参加者にエールを送った。続いて、来賓の飯山市役所経済部長 堀内隆夫氏が2015年春に北陸新幹線の駅が開業する飯山市の見所などを紹介した。
この後、講師役のスタッフが入場し、参加者への紹介と挨拶を経て、全員で集合写真を撮影し、組み立てが開始された。
本教室のもう1つの特徴は、工場の在庫品から、自分が組み立てるパーツを自らピッキングを行なう点。工場は普段、土日は休みのためラインは止まっているが、恒温槽のある環境試験室、組み立てを行なうセル、エージングゾーン、機能検査ゾーン、最終検査ゾーン、梱包ゾーンなど、一通り工場内部を見学した後、参加者はパーツのピッキングゾーンへと集められた。
飯山工場では、この春から、「デジタルピッキング」と呼ばれる新しいピッキングシステムを導入した。各PCの構成表のバーコードをハンディスキャナで読み取ると、小分けされたパーツのボックスのうち、利用するパーツが入っているもののLEDボタンが光るようになっている。パーツをピックアップしたら、そのLEDボタンを押すと消灯し、すべてのLEDが消灯したら、ピッキング完了という具合である。
それでは、ノートPCの組み立ての様子を写真で紹介しよう。