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シャープ、保存可能ページが2,000ページになった電子ノート

~セキュリティロックなどの機能追加も

「WG-N20」
8月8日 発売

価格:オープンプライス

 シャープ株式会社は、手書きで電子的にノートを取れる電子ノート「WG-N20」を8月8日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14,800円前後。

 2013年1月に発売された電子ノート第一弾「WG-N10」の後継製品。スタイラスで液晶面に書き込んだメモを、画像データとして保存できる。外観や基本的なハードウェアの仕様は踏襲しつつ、保存ページ数を増やし、いくつかの機能追加を行なった。

 保存ページ数は、これまでの1,000ページから2,000ページに倍増(ただしノート数は100のまま)。機能面では、ノートフォームの追加、暗証番号によるロック、JPEGでの画像書き出し、しおり、分類ごとのページの書き出しといったものが追加された。

 ノートフォームは、標準の9種類に加え、別途ダウンロードしたものを追加し、ひな形にできる。発売当初は、「うまい棒」や「くまモン」のイラスト入りフォームなどが用意される。

 従来機は、ノートを開いた際に、常に最後に開いたページが表示されていたが、しおりをつけられるようになった。同社では、書き込みが主体となるノートでは、最後に開いたページが出た方が便利だが、参照が主体となるノートではしおりが役に立つとしている。

 また、従来は通常のマスストレージデバイスとして、エクスプローラーなどでPCとのデータのやりとりを行なっていたが、独自のユーティリティを用意。これにより、バックアップ管理ができるほか、電子ノートのデータをPDFでPCに保存したり、PCのJPEG画像を自動変換して電子ノートに取り込めるようになる。

 本体サイズは111×155×9.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約210g。液晶は800×600ドット/モノクロ16階調表示対応6型メモリ液晶で、手のひらには反応しない抵抗膜式タッチパネルを搭載。バッテリはリチウムイオンで、1日2時間の使用で約30日間利用できる。本体色はこれまでのホワイトに加え、ブラックが用意された。

正面。外観は従来製品と同じ
上面
左側面
下面。Micro USBと電源スイッチ
右側面
背面。金属製のクリップによって、大きさが合えば市販のブックカバーなどを利用できる
暗証番号機能が追加。短時間で10回連続して間違えると、1日間ロックされる
ブラックモデルが追加
PCとデータをやりとりするツールも用意される

(若杉 紀彦)