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富士通、基本性能を強化しOffice 2013になった2013年春モデルPC

LIFEBOOK SH76/K
2月7日より順次発売

価格:オープンプライス

 富士通株式会社は、ノートPC「LIFEBOOK」シリーズ、デスクトップPC「ESPRIMO」シリーズの2013年春モデルを2月7日より順次発売する。価格はオープンプライス。

 今回の新製品は、CPUなどの基本性能強化、Microsoft Officeを2010から2013に更新したのが主な変更点。いずれもWindows 8 64bit、Office Home and Business 2013を搭載。2012年秋冬を継続する製品もあり、そちらはOffice Home and Business 2010(無償アップグレードプログラム対象、4月30日まで)となる。

 家庭内やオンラインストレージのファイルを一元管理できる「My Cloud」は最新版をプリインストールし、写真、動画などを自動で整理。TVやレコーダの録画もコンテンツとして追加され、PCから閲覧できる。このほか、エアコン消し忘れの通知/外出先からの運転OFF、PCの状態を監視するサービスなども用意される。

ノートPC

 ノートPCは基本的に2013年秋冬モデルを踏襲し、CPUなどを強化。A4ノートの最上位「LIFEBOOK AH78」、女性向けUltrabook「Floral Kiss」(CH55)、タブレット型でドッキングキーボード付きの「STYLISTIC QH77」は継続。

 新機能として、モバイルのSHシリーズ、UHシリーズにソフトウェア「省電力スイッチ」を追加。ディスプレイ輝度や、光学ドライブ、ボリューム、無線/有線LAN、CPU状態など、電力に関わるデバイスの状態を1クリックで調節できる。

LIFEBOOK SHシリーズ

 13.3型モバイル「LIFEBOOK SH」シリーズは2モデルを2月7日に発売。

 上位の「SH76/K」は、Core i5-3230M(2.60GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、SSD 128GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット対応13.3型液晶を搭載。モバイルマルチベイ用の500GB HDDが標準添付され、店頭予想価格は19万円強の見込み。

 バッテリ駆動時間は約12.5時間。DVD搭載時の重量は約1.36kg、HDD装着時は約1.38kg、ユニット無しの場合は約1.23kg。

LIFEBOOK SH54/K

 下位の「SH54/K」は、SH76/Kからメモリを4GB、ストレージをHDD 750GB+キャッシュSSDに変更。店頭予想価格は16万円前後の見込み。本体色はアーバンホワイト、サテンレッドの2色。バッテリ駆動時間は約12時間。DVD搭載時の重量は約1.53kg。

 本体サイズは316×226×13.5~19.9mm(幅×奥行き×高さ)。

LIFEBOOK UHシリーズ

 Ultrabook「LIFEBOOK UH」シリーズは2モデルを2月7日に発売。

LIFEBOOK UH75/K

 HDD搭載で世界最薄という14型「UH75/K」はCPUを強化し、Core i5-3337U(1.80GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB+キャッシュSSD、1,366×768ドット対応14型液晶を搭載。本体色はサテンレッド、スパークリングブラックの2色。店頭予想価格は14万円強の見込み。

 バッテリ駆動時間は約10.2時間。本体サイズは327×225×9~15.6mm(同)、重量は約1.44kg。

LIFEBOOK UH55/K

 エントリータイプの13.3型「UH55/K」は、Core i3-3227U(1.90GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB+キャッシュSSD、1,366×768ドット対応13.3型液晶を搭載。本体色はアルマイトレッド、アルマイトシルバーの2色。店頭予想価格は12万円強の見込み。

 バッテリ駆動時間は約6.6時間。本体サイズは323×234×18mm(同)、重量は約1.6kg。

LIFEBOOK AHシリーズ

 メインストリーム向けの15.6型「LIFEBOOK AH」シリーズは、フルHD/IPS液晶の最上位が継続で、そのほか4モデルを2月7日より順次発売。

 機能強化として「AH77/K」と「AH56/K」の2モデルが新たにタッチパネルを搭載。タッチパッドの新操作として、Windows 8標準のマルチタッチ操作に加えて、3本指で音量調節(タッチでミュート、上下スクロールがボリューム増減)できるようになった。

LIFEBOOK AH77/K

 AH77/Kの主な仕様は、Core i7-3632QM(2.20GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 1TB、BDXLドライブ、1,366×768ドット対応15.6型タッチ液晶を搭載。本体色はシャイニーブラック、アーバンホワイト、ガーネットレッド、アクアブルーの4色。発売は2月15日、店頭予想価格は18万円強の見込み。

 AH56/Kは、CPUをCore i5-3230M、HDDを750GBに変更。本体色はシャイニーブラック、アーバンホワイト、ルビーレッドの3色。発売はブラックが2月22日、ホワイト/レッドが3月2日、店頭予想価格は16万円強の見込み。

 このほか、Core i3-3120M(2.50GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 750GBの「AH45/K」(店頭予想価格12万円前後)、Pentium B970(2.30GHz)、メモリ4GB、HDD 750GBの「AH42/K」(同11万円前後)も2月7日に発売する。

デスクトップPC

 デスクトップPCは、23型液晶一体型「ESPRIMO FH」、スリムデスクトップと液晶セット「ESPRIMO DH」シリーズを継続。新モデルは21.5型の「ESPRIMO FH」と20型「ESPRIMO EH」で、後者は筐体をスリム化/軽量化した。

ESPRIMO FHシリーズ

 ESPRIMO FHシリーズの21.5型は、2モデルを2月7日に発売。上位モデルにはWindows 8に対応したワイヤレスタッチパッドを追加し、下位モデルはTV機能を強化した。このほか、TV録画をワイヤレスでスマートフォンに転送する機能をアップデートで提供予定。

ESPRIMO FH56/KD

 上位の「FH56/KD」は、Core i7-3630QM(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 2TB、BDXLドライブ、1,920×1,080ドット対応21.5型IPS液晶、クイックテレビ(3波)、3波ダブルチューナ(長時間録画対応)を搭載。本体色はシャイニーブラック、スノーホワイト、ルビーレッドの3色。店頭予想価格は20万円強の見込み。

 下位の「FH54/KD」は、Core i3-3120M、メモリ4GB、HDD 1TB、クイックテレビ(地デジのみ)に変更。本体色はシャイニーブラックの1色。店頭予想価格は16万円前後の見込み。

ESPRIMO EHシリーズ

 ESPRIMO EHシリーズは「EH30/KT」1モデル2色を2月7日に発売。本体色はオーシャンブラック、スノーホワイト。

ESPRIMO EH30/KT

 筐体が新しくなり、従来の497×180~299×330~373mm(同)/約5.8kgから、485×172~279×318~360mm(同)/約5.2kgにスリム化、軽量化された。スタンドは10度から30度まで無段階でチルト調節できる。

 スペック面は従来とほぼ同じで、AMD E2-1800(1.70GHz、Radeon HD 7340内蔵)、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、1,600×900ドット対応20型液晶、地デジチューナを搭載。店頭予想価格は13万円前後の見込み。

(山田 幸治)