富士通株式会社は、デスクトップPC「ESPRIMO」シリーズの2012年秋冬モデルを10月26日より発売する。価格はオープンプライス。全機種でWindows 8 64bit、エントリータイプの液晶一体型「ESPRIMO EH」シリーズ以外でOffice Home and Business 2010を搭載する。

　液晶一体型の「ESPRIMO FH」シリーズは、23型モデルで筐体を変更。21.5型モデルはほぼ同じ。上位3モデルに約1.5秒で起動する3波対応の「クイックテレビ」を搭載。夏モデルの地上波のみ約5秒起動から強化された。

　23型は夏モデルから約1cm薄型化し、約1.6kg軽くなった。筐体の変更に伴い、スピーカーは8W+8Wのパイオニア製トラック型になった。

　上位の「FH98/JD」は、Core i7-3630QM(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 3TB、BDXLドライブ(スロットイン)、1,920×1,080ドット表示対応23型タッチパネルIPS液晶、クイックテレビ、3波ダブルチューナ(長時間録画対応)、ナノイー発生ユニットを搭載。店頭予想価格は27万円前後の見込み。

　タッチパネルとナノイー発生ユニットを省き、ワイヤレスのタッチパッドが付属する「FH77/JD」は、24万円前後の見込み。本体色は黒と白の2色。

ESPRIMO FH77/JD ブラック	ESPRIMO FH77/JD ホワイト

　本体サイズと重量は、FH98/JDが571×209×437mm(幅×奥行き×高さ)、約9.8kg、FH77/JDが571×209×431mm(同)、8.9kg。

　21.5型の上位「FH56/JD」は、Core i7-3630QM、メモリ8GB、HDD 2TB、BDXLドライブ、フルHD対応21.5型IPS液晶、クイックテレビ、3波ダブルチューナ(長時間録画対応)を搭載し、店頭予想価格は21万円強の見込み。本体色は黒、白、赤の3色。

　21.5型下位の「FH54/JD」は、Core i3-3110M(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 1TBを搭載。TV機能はクイックテレビが無く、3波シングル(長時間録画対応)となる。店頭予想価格は16万円前後の見込み。本体色は黒と白の2色。

ESPRIMO FH56/JD ブラック	ESPRIMO FH56/JD ホワイト	ESPRIMO FH56/JD レッド

　インターフェイスはほぼ共通で、USB 3.0×3、USB 2.0×3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、HDMI入力、SDカード/メモリースティック対応スロット、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

　スリムデスクトップ「ESPRIMO DH」シリーズは、付属の液晶ディスプレイがノングレアになったほか、スペック面が強化された。

　上位の「DH77/J」は、Core i7-3770(3.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 4TB(2TB×2)、BDXLドライブを搭載。1,920×1,200ドット表示対応24型液晶が付属し、店頭予想価格は23万円強の見込み。

　下位の「DH54/J」は、Core i5-3470(3.20GHz、同)、メモリ4GB、HDD 2TB、DVDスーパーマルチドライブを搭載。1,600×900ドット表示対応20型液晶が付属し、店頭予想価格は16万円前後の見込み。

　インターフェイスや筐体は従来と同等。

ESPRIMO DH77/J	ESPRIMO DH54/J

　エントリータイプの液晶一体型「ESPRIMO EH」シリーズは、「EH30/JT」の1モデル2色(黒、白)を発売。チップセットがAMD A68M FCHに強化され、USB 3.0を標準搭載した。

　主な仕様は、AMD E2-1800(1.70GHz、Radeon HD 7340内蔵)、メモリ4GB、HDD 1TB、DVDスーパーマルチドライブ、1,600×900ドット表示対応20型ワイド液晶、地デジチューナ、Office Personal 2010を搭載。店頭予想価格は12万円強の見込み。

　インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0×4(1つは電源OFF充電対応)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、SDカード/メモリースティック対応スロット、92万画素Webカメラ、音声入出力などを装備。本体サイズは497×180～299×330～373mm(同)、重量は約5.8kg。

ESPRIMO EH30JT ブラック	ESPRIMO EH30JT ホワイト