日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、法人向けUltrabook「EliteBook Folio 9470m」を11月下旬より、タブレットPC「ElitePad 900」を2013年2月より発売する。

　Folio 9470mは、厚さを19mm以下に抑えながら、ビジネスに必要なLANポートや、ミニD-Sub15ピン、スマートカードリーダなどのインターフェイスを備えたUltrabook。天板とパームレストには、従来の塗装の数倍の耐久性を持つという「DuraFinish」コーティングを施したビードブラストアルミニウムを採用し、質感と堅牢製を両立させた。

　最小構成の主な仕様は、Core i3-3217U(1.8GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 320GB+SSD 32GB(キャッシュ)、1,366×768ドット表示対応14型液晶ディスプレイ、Intel QM77 Expressチップセット、Windows 7 Professionalなどを搭載し、直販価格は99,750円。

　インターフェイスは、SDカードスロット、USB 3.0×3、ミニD-Sub15ピン、DisplayPort、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、HD対応Webカメラ、音声入出力などを備える。キーボードはバックライト内蔵。

　バッテリ駆動時間は約7.5時間。本体サイズは338×231×18.95mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.6kg。

「ElitePad 900」

　「ElitePad 900」は、10型のWindows 8タブレット。一体成形のアルミニウム筐体や、従来から20%薄型化したGorilla Glass 2の採用などにより、9.2mmと薄型ながら、76cmからの落下や、振動、粉塵試験などを含む「MIL-STD-810G」テストを通過している。

　主な仕様は、Atom、メモリ2GB、ストレージ32GB、1,280×800ドット表示対応10.1型液晶ディスプレイ、Windows 8などを搭載。価格は未定。

　バッテリ駆動時間は約10時間で、オプションの追加バッテリにより約18時間駆動が可能。インターフェイスは、microSDカードスロット、NFC、ジャイロセンサー、加速度センサー、デジタルコンパス、周辺光センサー、フルHD前面カメラ、800万画素背面カメラなどを装備。また、「拡張ジャケット」により、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、バッテリ容量などを追加可能。「キーボードジャケット」や専用ペンも用意される。

　このほか、既存の法人向けPCについて、下記のモデルが順次Windows 8に対応することが発表された。

・Z220/Z220 SFF/Z420/Z620/Z820
・EliteBook 8470w/8570w
・Compaq Elite 8300 SF/8300 US/8300 MT
・Compaq Pro 6300 SF/6300 All-in-One/4300 SF
・EliteBook 2170p/2570p
・ProBook 6570p/4340s/4540s/4740s