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日本HP、薄さ22~25mm/重さ1.4kgの11.6型コンバーチブルノート
~Windows 7の選択も可能なビジネス向け製品
(2013/4/8 11:00)
日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は8日、11.6型液晶を搭載するコンバーチブル型ノートPC「EliteBook Revolve 810」を発表。5月下旬より同社直販サイトのHP Directplusで発売する。“Revolve”は“回転する”などの意を持ち、液晶ディスプレイが回転することから連想して名付けられた。
2012年10月に発表したUltrabook「EliteBook Folio 9470m」、10型Windows 8タブレット「ElitePad 900」に続く、ビジネスユーザー向けの製品。この両者の隙間を埋める製品に位置付けられる。キーボードを搭載したPCの機能を全て必要とするが、情報収集、プレゼンなどの参照も多用する人、タッチ対応アプリケーションの開発者などに提案したいとしている。
本体サイズは285×212×22~25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.4kg。日本HP製品内の比較では、直近の同社のコンバーチブル型製品(12.1型液晶搭載)である「EliteBook 2760p」の290×212×32.3mm(同)/約1.8kgに対して、最薄部で32%の薄型化、22%の軽量化となっている。
液晶は1,366×768ドット表示に対応する11.6型のタッチ液晶。400cd/平方mの高輝度液晶を搭載することで屋外での視認性を高めた。また、周辺光センサーを備えるほか、ジャイロセンサーにより、縦横の自動回転も可能。
ガラス面にはコーニング製のゴリラガラス2を採用。また、26方向からの落下テストや粉塵内でのテストなど米軍の調達基準(MIL-STD-810G)を満たし、115,000時間に及ぶ品質テストをクリアした耐久性も売りにしている。
キーボードはキーピッチ19mm、キーストローク2mmの日本語87キーボードで、全SKUにバックライトを内蔵。液晶下部にはWindowsボタンも装備する。
ビジネス向けのセキュリティ機能は、従来「HP Protect Tools」と呼ばれていたものを、「HP Client Security」と名称を改めて訴求。BIOS保護やデバイス制御などの機能を含有する。また、盗難/紛失時にリモートで位置確認やロック、データ消去を行なう「Find My PC」の4年間のサービスが標準で付属。TPMチップも搭載する。
インターフェイスはIEEE 802.11a/b/g/n(2x2アンテナ搭載)、Gigabit Ethernet、92万画素Webカメラ、Bluetooth 4.0+EDR、microSDカードスロット、USB 3.0×2(うち1ポートはPowered対応)、音声入出力、DisplayPort。センサーは周辺光センサー、加速度センサー、デジタルコンパス、ジャイロセンサーを搭載。NFCリーダも内蔵する。
オプションでEliteBook Folio 9470mと共通で利用できるドッキングステーションも用意。ミニD-Sub15ピン、有線LAN、DisplayPort、USB 3.0×4(うち1ポートはPowered対応)、音声入出力を搭載する。
バッテリは6セル/44Whで、駆動時間は最大約8時間。バッテリの取り外しも可能だが、オプション販売は現時点で未定となっている。
本製品は3モデルがラインナップされ、最上位モデルはCore i5-3437U(1.9GHz、ビデオ機能内蔵)、Intel QM77 Expressチップセット、メモリ4GB、SSD 128GB(mSATA)、Windows 8 Pro(64bit)の構成で価格は176,400円。同スペック、同価格で、OSをWindows 7 Professional(64bit)としたモデルも用意。
最廉価モデルとして、CPUをCore i3-3227U(1.9GHz、ビデオ機能内蔵)とし、Windows 7 Professionalを搭載するモデルが155,400円で用意される。ただし本モデルはIntel vProに対応しない。
以下に、デモ機による各部の写真を紹介する。デモ機は英語キーボード版となるが、国内で販売される製品は前述のとおり日本語キーボード配列となる。