米NVIDIAは25日(現地時間)、アッパーミドルレンジGPU「GeForce GTX 560 Ti」を発表した。米国での希望小売価格は249ドル前後。
比較的購入しやすい価格帯でゲーマー向けの性能を持ったGPU。ブランド名末尾の“Ti”はTitaniumの略で、今後別の接尾語がついたモデルが投入される可能性がある。前世代で同セグメントに位置付けられるGeForce GTX 460に比べ、トランジスタの改良でワット当たりの性能を21%伸ばしながら、SP数を増やし、クロックも上げることで総合性能は33%改善させた。
主な仕様は、SP数が384基、グラフィッククロックは822MHz、プロセッサクロックは1,644MHz、テクスチャユニット数は64基、ROP数は32基。メモリは256bit接続のGDDR5を1,024MB搭載し、クロックは4,008MHz。
プロセスルールは40nm、トランジスタ数は19億5千万、TDPは170W、電源コネクタは6ピン×2。リファレンスカードの厚さは2スロット。ディスプレイインターフェイスは、デュアルリンクDVI-I×2、Mini HDMI。
(2011年 1月 26日)
[Reported by 若杉 紀彦]