株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズは14日、容量3TBの3.5インチHDDの出荷を開始したと発表した。
リテール向けの「Hitachi Deskstar IDK」(内蔵ドライブキット)は、12月20日より発売する。ドライブの「Deskstar 7K3000」のほか、取り付けネジ、説明書が付属し、追加のハードウェア無しで3TBをデータドライブとしてフルに使えるというソフトウェアをダウンロード提供する。同社は2.2TBを超えるドライブを使用する場合の制限事項などを特設ページで公開している。
OEM向けには、11月よりDeskstar 7K3000シリーズを出荷中。国内では11月中旬から3TBのバルクドライブが流通している。
スペックは既報の通り、回転速度が7,200rpm、バッファ容量が64MB、メディア記録再生速度が最大1,656Mbps、インターフェイスがSATA 6Gbps。アイドル時の消費電力は6.8W、騒音は29dB。
容量は3TBのほか、2TB、1.5TBが用意される。アイドル時の消費電力は5.2W、騒音は27dB。
また、OEM向けに回転速度非公開の3.5インチHDD「Deskstar 5K3000」シリーズも出荷開始する。出荷時期は容量2TB、1.5TBが12月、3TBが2011年第1四半期。
省電力を重視するシステムビルダーやOEM向けの製品で、独自のCoolspin技術により性能と消費電力を最適化するという。アイドル時の消費電力は3TBが4.8W、2TB/1.5TBが4.2W、騒音は3TBが25dB、2TB/1.5TBが24dB。
メディア記録再生速度は1,366Mbps、キャッシュ容量は32MB。
(2010年 12月 14日)
[Reported by 山田 幸治]