Hitachi Global Storage Technologies(HGST)は、最大容量が3TBで7,200rpmの3.5インチHDD「Deskstar 7K3000」に関する製品情報を公開した。秋葉原でも販売が確認されており、容量3TBモデルで実売価格は22,000円前後からとなっている。

　Western Digitalに続く容量3TBの3.5インチHDD。回転速度が7,200rpm、バッファサイズが64MB、メディア転送速度が最大1,656Mbps、インターフェイスがSATA 6Gbpsになっているなど、性能重視の仕様となっている。

　セクタサイズは512byteで、WDが採用する4KBのAdvanced Format Technologyとは異なり、1.5TBモデルと2TBはWindows XPでフォーマットをしなおすことなくパフォーマンスを発揮できる。

　ただし、容量が2.2TBを超える3TBモデルに関しては、BIOSやGPTパーティション、OSのサポートが必須で、32bitのWindows系OSではブートディスクとして利用できない。また、64bitのWindows系OSではブートディスクとして利用する場合はEFI BIOSが必須。LinuxやIntelベースのMac OS Xでは問題なくブートディスクとして利用可能。また、Windows XP(32bit)を除き、データディスクとして利用する場合は問題はない。

　アイドル時の騒音は3TBが29dB、1.5TB/2TBモデルが27dB。耐衝撃性は動作時が70G(2ms)、非動作時は3TBモデルが300G(1ms)、1.5TB/2TBモデルが300G(2ms)。