平成20年度のPCとディスプレイのリサイクル台数は87万2千台

7月13日 発表



 一般社団法人パソコン3R推進協会は13日、平成20年度(2008年4月~2009年3月)のPCおよびディスプレイの回収実績を発表した。

 これによると、家庭系が前年比5.3%増の35万8千台、事業系が同1.6%増の51万4千台で、計87万2千台となった。前年比では3.1%増となる。回収重量は8,034tで前年比10.9%減だが、これはディスプレイがCRTから液晶に移行したためだという。

 デスクトップ、ノート、CRT、液晶に分類すると、家庭系は順に127,176台(3.2%増)、75,074台(21.6%増)、93,383台(14.1%減)、62,512台(5.3%増)。事業系は、188,112台(5.2%増)、133,967台同1.7%減)、83,312台(26.8%減)、108,475台(41.2%増)となった。

 リサイクルされたPCは、再資源化プラントで解体され、一部は中古再生部品として、そのほかは鉄、銅、アルミニウム、貴金属類の材料として再利用されている。この再利用された重量の割合を「資源再利用率」で表し、今回いずれのカテゴリも法定目標値を大幅に上回った。

 具体的には、デスクトップ(法定目標値50%)が家庭系72.4%、事業系82.5%、ノート(同20%)が家庭系48.6%、事業系60.4%、CRT(同55%)が家庭系72.2%、事業系77.3%、液晶(同55%)が家庭系69.8%、事業系73.8%を達成した。

(2009年 7月 13日)

[Reported by 山田 幸治]