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メモリ型の「Raspberry Pi Compute Module 4S」登場

Raspberry Pi Compute Module 4S

 Raspberry Pi LTDは24日(英国時間)、産業/組み込みアプリケーション向けに「Raspberry Pi Compute Module 4S」を発表した。既に在庫を確保しており、認定再販業者から最大リードタイム6週間で入手できる。200ユニットのバルクボックスで提供され、ユニットあたりの価格は25ドルから。

 Raspberry Pi 4アーキテクチャに基づくものとなっており、従来の「Compute Module 3」および「Compute Module 3+」と同じDDR2 SO-DIMMのフォームファクタを維持しながら、より高いコンピューティング性能とメモリを実現できる。

 供給は少なくとも2034年1月まで行なわれる予定で、従来製品からの移行に役立つドキュメントも特別に作成された。

 CPUはBroadcomの「BCM2711」で、4コアで最大1.5GHz駆動のCortex-A72(Arm v8) CPUコア、OpenGL ES 3.0対応のGPU、1GBのLPDDR4-3200メモリ(ECC付き)を搭載。ストレージはeMMCで、8GB/16GB/32GBの3種類のほかに、eMMC非搭載で代わりにSDIO 2.0を1つ備えた「CM4SLite」と呼ばれるバージョンもオプションで提供する。

 インターフェイスはUSB 2.0、46個のGPIO(UART×最大6、I2C×最大6、SPI×最大6、SDIO、DisplayPort、PCM、PWM×2チャネル、GPCLK出力×3、HDMI 2.0、MIPI DSI(2レーンと4レーン)、MIPI CSI-2(2レーンと4レーン)。