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日本エイサー、厚さ18.9mmでGeForce GTX 1080を搭載したゲーミングノート

~最大構成で50万円超

Predator Triton 700

 日本エイサー株式会社は、NVIDIAのMax-Qにより、厚さ18.9mmの筐体でハイエンドGPUであるGeForce GTX 1080の搭載を実現したゲーミングノートPC「Predator Triton 700」を17日に発売する。価格はすべてオープンプライス。

 最高性能ではなく、最大の効率を求めたMax-Qデザインによって、ハイエンドGPUであるGeForce GTX 1080を薄型筐体に収めた。同等の設計を採用した製品として、ASUSの「Zephyrus」シリーズがあるが、10月時点で日本投入が決まっているのはGTX 1070搭載モデルのみであり、この薄さでは唯一無二と言える。

 金属製で厚さ0.1mmブレード「AeroBlade 3Dファン」を採用し、エアフローを35%向上させるとともに、5基のヒートパイプにより放熱。本体後部にGPUや排熱機構を集中させることで、キーボードの熱を軽減し、ファンの騒音を抑えた。

 キーボードの奥はCorningのゴリラガラス製で、タッチパッドを内蔵しつつ、冷却機構が透けて見えるという特殊なデザイン。キーボードはRGB LEDバックライト付きで、英語配列のメカニカルキーボードを採用する。液晶はIPSパネルで、NVIDIA G-SYNCに対応し、最大120Hzで駆動する。

 ラインナップは2種類で、下位の「PT715-51-A76Y」は、CPUにCore i7-7700HQ(2.8GHz)、メモリ16GB、256GB SSD×2(PCI Express x4接続、RAID 0)、GPUにGeForce GTX 1080 with Max-Q Design、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応15.6型液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Home、KINGSOFT Office 2013 Standardを搭載し、税別店頭予想価格は41万円前後の見込み。

 上位の「PT715-51-A73Z」は、上記からメモリを32GB、SSDを512GB×2(同)とし、税別店頭予想価格は50万円前後の見込み。この上位モデルは受注生産のみ。

 そのほかの仕様は共通で、Thunderbolt 3、USB 3.0×3、USB 2.0、HDMI 2.0出力DisplayPort、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、Gigabit Ethernet、HD対応Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリは3セルリチウムイオンで、駆動時間は約2時間。本体サイズは約393×266×18.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.45kg。

キーボード後部にゴリラガラスのタッチパッドを搭載
18.9mmに抑えられた薄型筐体

GeForce GTX 1060搭載の低価格モデルも

Predator Helios 300

 このほか、GPUにGeForce GTX 1060を搭載したゲーミングノート「Predator Helios 300」(型番:G3-572-A76H)も同時発売する。税別店頭予想価格は21万円前後の見込み。

 おもな仕様は、CPUにCore i7-7700HQ、メモリ16GB、ストレージに256GB SSD+1TB HDD、GPUにGeForce GTX 1060、フルHD表示対応15.6型IPS液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Home、KINGSOFT Office 2013 Standardなどを搭載する。

 インターフェイスは、USB 3.0×2(うち1基はType-C)、USB 2.0×2、HDMI出力、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、HD対応Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリは4セルリチウムイオンで、駆動時間は約9時間。本体サイズは約390×266×26.75mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.7kg。