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ファーウェイ、ライカレンズを3つ搭載したハイエンドスマホ「P10」、「P10 Plus」を国内投入
2017年6月6日 16:52
華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は、ハイエンドSIMロックフリースマートフォン「HUAWEI P10」、「HUAWEI P10 Plus」を6月9日に発売する。税別価格は前者が65,800円、後者が72,800円。
2016年に投入しヒットした「P9」の後継モデル。ライカ(Leica)ブランドのダブルレンズを本体背面に搭載し、写真の描写力を高めているが、今回は新たに前面カメラもライカブランドとなり、よりきれいなセルフィーも撮影できるようにした。ライカブランドのレンズを3つ搭載する製品としては世界初となる。
背面カメラは2,000万画素のモノクロセンサーと1,200万画素のRGBセンサーを採用。画素数の向上にともない、ディテール描写と広い色階調を実現。4種類の高速オートフォーカスと光学手ぶれ補正も備える。レンズはF1.8のSUMMILUX-H(P10 Plusのみ、P10はF2.2)で、収差やフレアなどの光学特性を評価し、個々のレンズを厳格にスクリーニングしたという。
ディスプレイにはホールド感を高めた2.5D曲面加工をほどこした第5世代のCorning Gorilla Glassを採用。ベゼルは1.35mmの狭額縁となっているほか、厚さ6.98mmの薄型筐体も特徴となっている。一部カラーモデルはPantoneと協業した本体色となっている。
P10の主な仕様は、CPUにKirin 960(Cortex-A73 2.4GHz×4+Cortex-A53 1.8GHz×4)、メモリ4GB、ストレージ64GB、1,080×1,920ドット表示対応5.1型IPS液晶ディスプレイ、OSにAndroid 7.0を搭載する。
P10 Plusは、上記から液晶を1,440×2,560ドット表示対応の5.5型IPSに変更したモデルとなっている。
インターフェイスは、USB Type-C、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2+LE、NFCなどを搭載。測位はGPS/AGPS/Glonass/Beidou/Galileo、センサーは加速度、コンパス、ジャイロ、環境光、近接、ホール、指紋。
対応バンドは、FDD-LTEが1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/26/28/29、TD-LTEが38/39/40/41(キャリアアグリゲーションは2または3)、WCDMAが1/2/4/5/6/8/19、GSMが850/900/1,800/1,900MHz。
本体サイズおよび重量は、P10が約69.3×145.3×6.98mm(幅×奥行き×高さ)/約145g、P10 Plusが約74.2×6.98×153.5mm(同)/約165g。本体色は、P10がダズリングブルー、プレステージゴールド、ミスティック・シルバー、グラファイトブラックの4色、P10 Plusがグリーナリー、ダズリングゴールドの2色。
6日に都内で開かれた製品発表会では、ファーウェイ・ジャパン コリア リージョン デバイス・プレジデントの呉波氏が挨拶。同社の2017年第1四半期のスマートフォン出荷台数が21.6%増となり、世界における同社のシェアが9.8%に達したことや、国内ではSIMロックフリースマートフォンとして初めて「HUAWEI P9 Lite」が量販店週間販売台数総合ランキングトップ10入りを果たしたこと、日本においてSIMロックフリースマートフォンのシェアでメーカー別販売台数において過去7カ月連続でNo.1を達したことなどを挙げ、過去に投入した製品の成功を振り返った。
それを踏まえた上で、P10/P10 Plus/P10 Liteの投入はさらなる弾みがつくとし、今回3モデルを一挙に投入する理由を語った。