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ファーウェイ、人気のミドルレンジスマホを強化した「P10 lite」

HUAWEI P10 lite

 華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は、ミドルレンジ向けのSIMロックスマートフォン「HUAWEI P10 lite」を6月9日に発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭想定価格は29,800円前後の見込み。

 2016年に投入され、高品質で高い人気を誇る「HUAWEI P9 lite」の後継機種。SoCはクロックが強化されたオクタコア「Kirin 658」を採用。2.1GHz×4+1.9GHz×4(すべてCortex-A53)とクロックが向上し、性能が改善した。

 表面も背面も硬度7Hの2.5D曲面加工を施したガラスを採用。これはミドルレンジ価格帯では初としている。また、背面カメラは1ピクセルの直径が1.25μmの1,200万画素センサーを採用し、像面位相差フォーカスとコントラストフォーカスの両方を搭載。カメラの画質にもこだわったとしている。

 機械学習アルゴリズムによりシステムの性能を改善するほか、ファイルの断片化を解消する新しいファイルシステムを搭載するという。バッテリは3,000mAhで、9V/2Aの急速充電への対応により、35分の充電で約1日使えるという。

 そのほかの主な仕様は、メモリが3GB、ストレージが32GB、液晶が1,920×1,080ドット表示対応の5.2型IPS、OSがAndroid 7.0などとなっている。

 インターフェイスは、microSDカードスロット、Micro USB、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1+LE、1,200万画素背面/800万画素前面カメラなどを搭載。センサーは加速度、コンパス、ジャイロ、環境光、近接、指紋。測位はGPS/AGPS/Glonassに対応する。

 SIMはNano SIM×2。通信方式および対応バンドは、FDD-LTEが1/3/5/7/8/18/19/26、TDD-LTEが41(2キャリアアグリゲーション対応)、WCDMAが1/5/6/8/19、GSMが850/900/1,800/1,900MHz。

 本体サイズは約72×146.5×7.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約146g。本体色はサファイアブルー、プラチナゴールド、パールホワイト、ミッドナイトブラックの4色が用意される。

P10 liteは4色展開
サファイアブルーモデルは複雑な模様となっている
P9(右)との比較。ほぼ同じ筐体だが、Micro USBとUSB Type-Cの違い
P9(右)との背面比較。いずれも指紋センサーは背面に搭載されている
P10 liteの主な特徴
ミドルレンジでは唯一両面に2.5D曲面ガラスを採用するという。約7.2mmの薄型筐体も特徴
フルHD表示に対応した5.2型液晶
大型イメージセンサーや像面位相差+コントラストAFに対応したカメラ
セルフィー撮影にもこだわった
35分の充電で約1日使えるという急速充電対応の3,000mAhバッテリ
オクタコアCPU「Kirin 658」の採用
4色展開
P10 liteの主な仕様