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Adobe、PremiereとAfter Effectsに新機能追加

 米Adobe Systemsは19日(現地時間)、Adobe Creative Cloudビデオ製品のメジャーアップデートを発表した。Creative Cloud コンプリートプラン利用者は無償で利用できる。

 主な新機能は以下の通り。

モーショングラフィックステンプレート

After Effectsで提供されていた機能がPremiere Proで使用可能に。Creative Cloud Librariesで共有できるカスタムのモーショングラフィックステンプレートを作成できる。

エッセンシャルサウンドパネル

Premiere Proに搭載。オーディオのミキシングや音響の向上が可能になる。

カメラシェイクデブラー

After Effectsに搭載。カメラ揺れによるモーションブラーを軽減する。

Character Animator (ベータ版)

PhotoshopやIllustratorで作成した複数のパペットをアニメーション化可能。新たなウォークサイクルの追加でフルボディアニメーションに対応する。

チームプロジェクト(ベータ版)

Creative Cloudグループ版とエンタープライズ版で提供される共同作業ワークフローが、Dynamic LinkとAdobe Media Encoderに対応する。

アンビソニックオーディオ

Premiere Proに搭載。VRビデオ制作対応能力が拡張し、空間音声に対応する。

数百のサードパーティ連携

Premiere ProがAppleのMacBook ProのTouch Bar、およびMicrosoftのSurface Dialによるタイムライン、ホットフロートとテキスト値の変更時のシャトルコントロールに対応する。

 加えて、追加機能として、Adobe SenseiによりPremiere ProとAuditionで、タイムライン全体のオーディオのラウドネスを自動的に標準化可能。Character Animatorでは、パペットのリップシンクが可能。Adobe Experience Cloudでは、ビデオリコメンデーションエンジンを搭載する。

 Adobe Stockとの連携も可能になる。Adobe Stockのビデオアセットにアクセスし、アプリケーション内での直接検索とスクラブ再生に対応。また、Premiere ProおよびAdobe Media EncoderからAdobe Stockに投稿し、YouTube、Facebook、TwitterおよびBehanceに投稿できる。