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Intel、3D XPoint採用のサーバー向けSSD。NAND SSDと同容量で1,000分の1の遅延

「Optane SSD DC P4800X」

 米Intelは19日(現地時間)、Micronと共同開発した新メモリ「3D XPoint」を採用したサーバー向けPCI Express SSD「Optane SSD DC P4800X」を発表した。早期顧客向けに出荷を開始し、量産出荷は2017年下半期より開始する。

 3D XPointは、NANDと同程度の容量を持ちつつ、遅延はNANDの1,000分の1で、DRAMと従来のNAND SSDの間を埋める位置付けとなる。Optane SSDは、その容量を活かし、より高速なストレージとしてのほか、メモリプールとしてDRAMを補強するかたちで実装できる。また、将来的にはDIMM形状のメモリも予定されている。

 具体的な性能としてDC P4800Xは、従来のNAND採用のDC 3700と比較して、ランダムリードは最大10倍、ランダムライトは最大3倍高速。また、200~600MB/sの負荷の状況での応答性能は、12.5~35倍高速という。

 まずは、容量375GBのモデルを出荷。その後、第2四半期から下半期にかけて、750GB/1.5TBのモデルや、M.2型のものも投入する。