Windows 10プレビュー版「Build 15046」。Windows Defender周りを改良

Windows Defenderの通知アイコン

　米Microsoftは2月28日(現地時間)、PC向けのWindows 10 Insider Preview「Build 15046」をFast ringで公開した。現地時間で2月24日に公開されたBuild 15042に続く新ビルドとなる。

　前のビルドからWindowsのバージョン番号を示すウォーターマークが消えており、今回も今春登場予定とされている大型アップデート「Creators Update」に向けた微調整と言える内容。なお、Build 15042はSDK Previewとしての配布が開始された。

　主な変更点は下記の通り。

• タスクバー上のCortaraの色を変更
  　タスクバー上に表示されているCortanaの入力ボックスの色がBuild 15042などではグレーになっていたが、ユーザーからのフィードバックを元に、Anniversary Updateと同じ色に戻した。
  
• Windows Defender Security Centerに通知アイコンを追加
  　通知領域にWindows Defender Security Centerのアイコンが追加され、セキュリティの状態をすぐに確認可能になり、同アプリを簡単に起動できるようにもなっている。また、「設定」内からも直接起動できるようになった。
  
• Cortanaがデバイス間で中断された操作を積極的に表示
  　以前はPCやスマートフォンなど複数のWindows 10デバイスを所有している場合、一方のデバイスでの作業を中断し、別のデバイスで操作を継続した際のCortanaの挙動は、アクションセンターでEdgeにWebサイトを表示させるのみだった。このビルドからは関連するアプリやファイルなどを積極的に表示するようになっている。ただし、英語のみが該当する。
  
• 英語以外の言語利用者に向けて翻訳精度を改善
  　英語以外の言語の翻訳を改善し、特にPCの初回セットアップ時のOOBE( Windows Out of Box Experience)や、新しい設定についての翻訳精度を向上させた。
  
• 「ゲーム」アイコンを変更
  「設定」ページにあるゲームアイコンを調整した。
  
• アプリのインストールの挙動を変更
  この機能に関してはBuild 15042でも設定できたが、こちらの記事「次期Windows 10に、ストア以外から入手したアプリを「禁止する」新機能」で紹介しているように、設定によってアプリのインストール時に警告を発することができるようになっている。