ニュース
UQ、初の“ガラホ”などスマホ3機種投入。大容量対応の“プランL”を追加
2017年1月25日 18:26
UQコミュニケーションズ株式会社は、2017年春モデルとしてスマートフォン3機種、各種プランや新サービスの提供を発表した。同社代表取締役社長の野坂章雄氏は、春の商戦期に入ったということでUQ mobileおよびUQ WiMAXにおける2017年の方向性について語りたいとし、説明会を開催した。
まず、昨年(2016年)より始めた深田恭子さん、多部未華子さん、永野芽郁さんを起用した宣伝を行なったことで、UQ mobileの認知度が大きく伸びたと述べ、同社調べによれば2016年6月時点で24%ほどだった認知度が、同年11月時点で61%に、12月には71%まで急激に伸長したという。
また、顧客満足度についてのアンケート(2016年11月以降の契約者4,699名)では、2017年1月時点で総合満足度が88%、他人に利用を勧めたい他者推奨度において78%と高い満足度が得られているようだ。UQ mobileについてユーザーが魅力を感じている点について、「月額料金が安い」、「SNSによるデータ消費がゼロ」、「au 4G LTE高速通信の利用可能」の3点が上位にあり、特に月額料金の安さについては、80%にも達している。
UQ mobileの新規契約数も2016年10月以降に急速に伸びているとのことで、野坂氏はMVNO新規市場の30%獲得が見えてきたと述べ、UQ mobileの展開に手応えを感じている様子だった。
UQ mobileでは初となる“ガラホ”を投入
UQ mobileでは、今回は春モデルとして、「DIGNO W」と「BLADE V770」の5型クラスのスマートフォンに加え、ガラケースタイルのスマートフォン「DIGNO Phone」をラインナップ。
DIGNO WはDIGNO Lの後継となり、耐衝撃性をや本体を石けんで洗える耐水性などをウリとしている。BLADE V770はDolby Audioを採用し、音楽、動画、ゲームなど、エンターテインメント用途を訴求した。そして、UQ mobileとしては初となる“ガラホ”のDIGNO Phoneは、初心者やITリテラシーの低い層から現在でもガラケーのニーズが高いことから、そういったユーザーに向けた操作感重視の製品となっている。
それぞれの製品の仕様は下表の通り。
DIGNO W | BLADE V770 | DIGNO Phone | |
---|---|---|---|
SoC | Snapdragon 430(1.4GHz/4コア、1.1GHz/4コア) | Snapdragon 617(1.5GHz/4コア、1.2GHz/4コア) | Snapdragon 210(1.1GHz/4コア) |
メモリ | 2GB | 1GB | |
ストレージ | 16GB | 8GB | |
ディスプレイ | 5型液晶 | 5.2型液晶 | 3.4型 |
解像度 | 1,280×720ドット | 1,920×1,080ドット | 非公開 |
OS | Android 7.0 | Android 6.0 | 非公開 |
バッテリ容量 | 3,000mAh | 2,540mAh | 1,500mAh |
連続通話時間 | 約21.6時間(au VoLTE時) | 約12時間(au VoLTE時) | 約8.8時間(au VoLTE時) |
連続待ち受け時間 | 約780時間(au VoLTE時) | 約430時間(au VoLTE時) | 約530時間(au VoLTE時) |
USB | Micro USB | USB Type-C | Micro USB |
カードリーダ | microSDXC(最大200GB) | microSDXC(最大128GB) | microSDHC(最大32GB) |
Webカメラ | 前面500万/背面1,300万画素 | 背面800万画素 | |
SIMスロット | Nano SIM | ||
通信機能 | IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.2 | IEEE 802.11n、Bluetooth 4.1 | |
テザリング | ○ | ||
VoLTE | ○ | ||
フルセグ | - | ||
ワンセグ | ○ | - | ○ |
おサイフケータイ | ○ | - | ○ |
赤外線通信 | - | - | ○ |
防水・防塵 | IPX5/8 | - | IPX5/8 |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約71×142×10.4mm | 約72.5×147×7.6mm | 約51×113×16.7mm |
重量 | 約159g | 約145g | 約130g |
本体色 | ブルー、ホワイト、ピンク | ゴールド、グレー | ホワイト、グレイ |
発売時期 | 3月上旬予定 | 2月下旬発売 | 3月上旬予定 |
野坂氏によれば、UQ mobileでは2016年12月時点で、iPhone 5s、Huawei P9 lite PREMIUM、AQUOS Lの3台が人気で、この3モデル合計で約62%を占めているとのこと。今回の新機種を用意することで、ユーザーの多様なニーズに応えていく構えだ。
UQ mobileのプランに大容量タイプ追加。2年間の学割サービスも
UQ mobileでは、指定時間分の通話を無料にする「ぴったりプラン」用意しているが、2月22日より5分かけ放題の「おしゃべりプラン」が開始予定となっている。今回はこれらに音声通話とデータ使用量をさらに増やした「プランL」を追加。こちらも2月22日より開始される。
おしゃべりプランS | おしゃべりプランM | おしゃべりプランL | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,980円 | 2,980円 | 4,980円 |
音声通話 | 5分かけ放題(超過時は30秒20円) | ||
月間データ容量 | 最大2GB | 最大6GB | 最大14GB |
ターボ機能オフ時 | 送受信最大300kbps |
ぴったりプランS | ぴったりプランM | ぴったりプランL | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,980円 | 2,980円 | 4,980円 |
音声通話 | 無料通話最大60分 | 無料通話最大120分 | 無料通話最大180分 |
月間データ容量 | 最大2GB | 最大6GB | 最大14GB |
ターボ機能オフ時 | 送受信最大300kbps |
なお、上記の月額料金は、「スマトク割」および「イチキュッパ割」適用時の13カ月目までの基本料金で、月間データ容量についても「データ増量キャンペーン」適用時のものであり、通常はその半分となる。
また、2月22日からのおしゃべりプランの開始に伴い、2016年10月25日以降にUQ mobileに加入したユーザーは、3月1日からぴったりプランがおしゃべりプランSに、たっぷりプランがおしゃべりプランMに自動的に移行する。もしおしゃべりプランではなく、ぴったりプランS/M/Lに移行したい場合は2月22日から28日までの間に変更を申し込む必要がある。
このほかにも、18歳以下の利用者を対象とした「UQ学割」が1月26日からスタートし、UQ mobileの新規契約かMNPで加入すれば、おしゃべり/ぴったりプランSを2年間月額1,980円で利用できる。通常のプランS/M/L(2月22日からの月額料金)に対して1,000円引きとなり、プランLなら4,980円で運用できる。
以下、会場に展示されていた製品の実機を掲載している。