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UQ、認知度向上に向け深田恭子さん、多部未華子さん、永野芽郁さんをCMに起用
2016年10月24日 16:57
UQコミュニケーションズ株式会社は24日、都内で2016年秋冬モデルの発表会を開催。発表会では代表取締役の野坂章雄氏が、新製品の紹介とともにUQの認知度を高めるための施策について紹介した。
なお、製品の詳細については関連記事を参照されたい。
UQは2007年の設立以来、モバイルデータ通信事業WiMAXを主軸に据えてきたが、2015年にKDDIバリューイネイブラーの吸収合併で、auの4G LTE網を使ったMVNO事業「UQモバイル」を展開。データ通信と通話をセットにした「ぴったりプラン」を月額税別1,980円で提供している。
サービス開始当初は対応端末が少なかったが、7月15日に「iPhone 5s」の投入を始め、ラインナップを順次拡大してきた。また、SNSや音楽のストリーミングサービスなど、帯域をそれほど必要としない通信を、300kbpsで容量無制限に利用できる「節約モード」と、容量制限はあるが、動画やビデオ電話など帯域を必要とする場面でのみ最大225Mbpsで通信できる高速モードを切り替えて使用できるのも特徴。
通信速度についても、RBB TODAYの格安SIMアワード2015、およびRBB SPEED TEST格安SIMアワード2016の通信速度部門で最優秀賞を受賞しており、ユーザーからの満足度も高いという。その一方で、世間におけるUQの知名度は高くないとし、2016年は知名度向上を目指したいとした。
そもそもUQは「Universal Quality」、つまり世界品質を提供する意味を込めて名付けた社名であった。QはQualityだけでなく、Quantities(大容量)、Quickness(高速)をも意味する。UQモバイルで端末やサービス展開するに当たって、これらのメッセージを改めて強調したいとしている。これまでWiMAXはビジネスマンと学生の間で好評であったが、安心、快適、高品質なスマートフォンを、より広いユーザー層に展開したいとしており、3つの施策の展開する。
1つ目は端末ラインナップの拡充。同社は既に「LG X Screen」、「ZenFone 2 Laser」、「ZenFone 3」、「ZenFone 3 Deluxe」という4機種を展開しているが、今回は女性向けの「AQUOS L」と「SHINE LITE」、ガジェッター向けの「HUAWEI P9 Lite PREMIUM」と「IDOL 4」を投入。全機種au網のVoLTEをサポートし、高品質通話を謳う。さらに、下り440Mbps/上り30Mbpsで国内最速を謳うモバイルルーター「WX03」を12月上旬に発売する。
新サービスについては、国内通話回数無制限×5分かけ放題の「おしゃべりプラン」を2017年2月22日に開始。一例として月間データ容量最大2GB+回数無制限/5分かけ放題+ターボ機能オフで容量無制限に通信できる「おしゃべりプランS」は月額1,980円からとなっている。
なお、おしゃべりプランの提供まで約4カ月ほどの時間があり、その間にぴったりプランとたっぷりプランに申し込んだユーザーの無料通話時間を3倍(ぴったりプランで90分、たっぷりプランで180分)増量。提供開始後、おしゃべりプランSへ自動移行するとしている。
また、aptX対応ワイヤレスイヤフォン(兼マイク)、およびSNSや受信メッセージを音声で聞け、音声をテキストに変換して送信できる、Nainが開発した音声アシスタントソフトをセットにした「APlay」機能を追加。10月25日より「DIGNO L」とセットでオンラインショップで税別3,000円にて発売する。
さらに、J-POP聴き放題となる音楽サービス「レコチョクBest」と、K-POPを中心とした聴き放題音楽サービス「KKBOX」を、前者は10月25日より、後者は12月以降に月額980円で提供開始する。
端末購入後の安心サービスとしては、スマートフォンからPC周辺機器まで、何度でも利用可能な電話サポートサービス「UQあんしんサポート」を月額税別350円で10月25日より、スマートフォン向けのフィルタリングサービスを2016年12月より無料で、そしてSNS禁止ワードを早期に検知し、保護者に通知する機能「Filii」を月額税別300円で10月25日より提供開始する。
知名度向上のためには、ユーザーとの接点が欠かせないということで、これまで約420店舗で展開してきたが、イオンやゲオ、カメラのキタムラなどでも展開し、2016年度内に1,000店舗を目指す。端末故障時のサービスについても、UQスポットにおける代替機の貸出サービスを2016年11月より、端末保証サービスの強化の一環として、新品の端末交換お届けサービスを2017年1月に開始。さらに、コミュニティサイト「UQ PLANET」も本日より立ち上げた。
また、TV CMも一新し「UQモバイル、だぞっ」というCMを10月25日よりオンエア開始。これまでキャラクターを務めてきたガチャピン・ムックをお母さん役、お父さん役とし、新たに長女役として深田恭子さん、次女役として多部未華子さん、三女役として永野芽郁さんを迎え、“家族”のCMを展開する。