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“「XPS 13 2-in-1」は13型で世界最小の2in1を実現”
~デル、有機EL搭載ALIENWAREも披露した製品発表会を開催
2017年1月20日 19:01
デル株式会社は、13.3型2in1「XPS 13 2-in-1」および、15.6型ゲーミングノートPC「Inspiron 15 ゲーミング」ほか、第7世代Coreプロセッサ搭載PCを発表した。
本稿では、都内で行われた発表会の様子を紹介する。製品詳細については別記事(1、2)を参照されたい。
発表会には、まずデル株式会社 執行役員 ビジネス&コンシューマー事業統括本部長の渡邊義成氏が登壇し、挨拶と共に、コストパフォーマンスに優れた「Inspiron 15 ゲーミング」の投入で、ALIENWAREブランドとは異なる新ユーザーの獲得に期待していると述べた。
製品紹介では、米Dell コンシューマ向け製品マーケティング担当シニアバイスプレジデントのレイモンド・ワー氏が登壇。CES 2017にて発表された「XPS 13 2-in-1」について、発表から間もないが、既に多数の賞を受賞するなど大きな反響を得たとアピール。
特徴として、XPSシリーズ特有の狭ベゼルディスプレイにより、13型ディスプレイを11型サイズの筐体に搭載することで、13型2in1では世界最小のサイズを実現している点、小型軽量ながら十分な性能を備えている点、アクティブペンによるペン入力対応と長時間駆動、Thunderbolt 3搭載といった接続性を挙げた。
続いて、筐体のデザインについて米Dell エクスペリエンスデザイングループ(EDG) コマーシャルクライアントおよびコンシューマパフォーマンス・インダストリアルデザイン担当 バイスプレジデントのマイケル・エリス・スミス氏が登壇し、解説を行なった。
スミス氏は、従来XPSシリーズでも採用している、超狭ベゼルのInfinity Displayを2in1でも搭載し、加えて高い強度を誇るCorningの「Gorilla Glass」の採用するほか、CNCによる削り出しのアルミ製ユニボディ筐体採用、航空宇宙産業や自動車などから着想を得たカーボンファイバーの採用など、高品質な素材でシンプルなコンセプトに基づいたデザインであると説明を行なった。
ALIENWAREブランドからは、既に国内投入済みの「ALIENWARE 15」、「ALIENWARE 17」に続き、13.3型ゲーミングノート「ALIENWARE 13」も国内発売される。
最新世代では、GPUにPascal世代のGeForce GTX 10シリーズを搭載し、前モデル比で5倍のグラフィック性能向上を謳う。これにより13/15/17全てでVR Readyとなった。
13型ではゲーミングノートとして初の有機ELディスプレイ搭載モデルも用意されており、超高速な応答性能と鮮やかな発色を実現しているとアピールした。
デザイン面では、スミス氏より本体から飛び出しているような独特のヒンジ、オーバークロック時でも安定動作するように考慮された排熱設計、メモリやストレージに簡単にアクセスできる構造やそれを保護する堅牢性、特徴的なLEDライティングなど、ゲーミングブランドとして考えられたさまざまな仕様が挙げられた。
今回新たに投入される新たなゲーミングPCとして「Inspiron 15 ゲーミング」も発表された。
高いコストパフォーマンスを目指して開発された製品とのことで、米国価格で1,000ドルを切る低価格を実現し、ワー氏は「手に取りやすいゲーミングPC」になっているとアピールした。
デザインはマッスルカーからインスピレーションを得たという。