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4Kでもゲームが快適! Devil's Canyon搭載iiyama PCのFFXIV推奨機

~レビューで使用したPCを読者にプレゼント!

GS7100-i7-RXB-FFXIV

 iiyama PCブランドで販売中の「GS7100-i7-RXB-FFXIV」は、スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」推奨のデスクトップPCだ。今回、そのGS7100-i7-RXB-FFXIVをベースに、より強力なCPUとGPUを搭載したマシンを試用する機会が得られたので、その実力をチェックしてみた。

構成パーツのカスタマイズに対応したゲーミングPC

 「GS7100-i7-RXB-FFXIV」は、Core i7-4790とGeForce GTX 760を搭載したタワー型のデスクトップPCだ。BTOに対応し、構成パーツのカスタマイズが可能なGS7100-i7-RXB-FFXIVだが、ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア推奨パソコンとして設計されているため、標準構成の時点からCPUとGPUにはミドルハイクラスの製品を採用している。

 さて、今回レビューを行なうGS7100-i7-RXB-FFXIVは、前述の通り一部構成パーツをカスタマイズしたものだ。CPUはDevil's CanyonことCore i7-4790K、GPUはGeForce GTX 780 Tiと、S7100-i7-RXB-FFXIVで選択可能な最高のCPUとGPUにしてある。

 標準構成のCore i7-4790も、クロック3.6GHz、Turbo Boost時4GHzと十分高性能だが、Core i7-4790Kは4.0GHz、Turbo Boost時4.4GHzと1割以上高速。加えて、今回詳細には踏み込まないが、倍率ロックがされていないので、オーバークロックもできる。性能をとことんまで突き詰めたいなら選択しておきたいモデルだ。ストレージもシステムドライブをIntel 530 SSDに変更。SSDはHDDよりランダムアクセスが遙かに速いため、OSやゲームを含む各アプリの起動もかなり高速化される。データ用のHDDを追加することで、データ保存領域も十分確保した。カスタマイズ後の価格は183,700円(税別)。

 このほか、今回は見送ったが、GS7100-i7-RXB-FFXIVは、メインメモリ(最大8GB×4枚/DDR3-1600)やCPUクーラーのカスタマイズにも対応している。

【表1】GS7100-i7-RXB-FFXIV、標準構成とカスタマイズ後の主要パーツ構成

標準構成試用マシン
CPUCore i7-4790(3.6GHz、Turbo 4GHz)Core i7-4790K(4GHz、Turbo 4.4GHz)
メモリ8GB DDR3-1600(8GB×1枚)
マザーボードIntel Z97チップセット搭載マザーボード
ビデオカードGeForce GTX 760 2GBGeForce GTX 780 Ti 3GB
システムストレージ500GB HDD180GB SSD (Intel 530)
データストレージなし1TB HDD
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
電源ユニット700W(80PLUS BRONZE認証)
OSWindows 8.1 Update 64bit
価格(税別)104,980円183,700円

冷却強化ボタンやHDDドッキングコネクタを備えたミドルタワー筐体を採用

 GS7100-i7-RXB-FFXIVは、筐体に拡張性に優れたミドルタワーケースを採用。ATXマザーボードに対応し、5インチベイ3基、3.5インチシャドウベイ4基を備える。筐体サイズは198×479×461mm(幅×奥行き×高さ)。

 この筐体のユニークなポイントとして、天板に設けられたHDDドッキングコネクタと、TURBOボタンが挙げられる。HDDドッキングコネクタは、SATA接続のHDD、SSDを接続できるというもの。UEFI側でSATAポートのホットプラグが有効になっていれば、PC起動中にストレージの認識も可能となる。TURBOボタンは、筐体前面と天板に設置されたファンの回転数を切り替えるもので、有効にした場合はエアフローを強化して筐体内を冷却する。

 前面インターフェイスは、USB 3.0×1、USB 2.0×2、音声入出力とシンプルな構成。カスタマイズにより5インチベイにカードリーダを追加することもできる。背面パネルインターフェイスは、マザーボードにUSB 3.0×4、USB 2.0×2、Gigabit LAN×1、PS/2コネクタ×1、音声入出力を装備。

 今回の構成では、ビデオカードにリファレンス仕様のGeForce GTX 780 Tiを搭載しており、画面出力ポートはDVI-I、DVI-D、HDMI、DisplayPortを各1系統ずつ備える。なお、マザーボード側にDisplayPortやDVIなどの画面出力ポートを備えているが、GS7100-i7-RXB-FFXIVでは画面出力にビデオカード側のポートを利用する。

 特別インターフェイスが充実しているというわけではない筐体だが、スチールを用いた剛性の高いサイドパネルや、黒で統一したシンプルなデザインは好印象だ。ゲーミングPCにありがちな派手な装飾は無いが、長く付き合える落ち着いたデザインと高い質感を持つ筐体は、GS7100-i7-RXB-FFXIVの魅力であると言えよう。

背面
左側面。マザーボードの直上に位置する部分に吸気口を設けている。標準では搭載されていないが、吸気口には120mmファンを2基搭載可能
右側面
天板
ケース前面右上部のTURBOボタン。有効時はTURBOの文字がオレンジ色に光る
ケース天板に設けられたHDDドッキングコネクタ。SATA接続のHDD/SSDを接続可能
前面のI/O
マザーボードの背面パネルI/O。画面出力はビデオカード側のポートを利用する
ビデオカードの画面出力ポート

筐体内部をチェック

 筐体内部は、電源ユニットを底部に配置するタイプのオーソドックスなタワー型ケースのレイアウト。マザーボードには、Intel Z97チップセット搭載のATXマザーボードを採用。GS7100-i7-RXB-FFXIVはスペック上でマザーボードの型番を公開していないが、MSI製のものが採用されている。

 マザーボードが備えるメモリスロットは4基。標準構成では8GBメモリ1枚のシングルチャンネル構成となっている。カスタマイズにより4GB×2枚構成のデュアルチャンネルメモリや、8GBメモリ4枚構成の32GBメモリの搭載も可能だ。選択可能なメモリクロックはDDR3-1600のみ。

 4基の3.5インチシャドウベイは、専用のトレイを介してストレージを取り付ける仕様となっている。このトレイは3.5インチドライブと2.5インチドライブの両方に対応しており、空きベイにはSSDやHDDを増設することが可能。標準構成のストレージは、システム用の500GB HDDを1台のみだが、今回の構成ではシステム用にIntel 530 シリーズの180GB SSD、データ用ドライブとして1TB HDDをそれぞれ1台ずつ搭載している。

 電源ユニットには、80PLUS BRONZE認証を取得した700W電源を搭載。CPUクーラーはIntel純正クーラーを備える。なお、CPUクーラーについてはカスタマイズにより、空冷の静音CPUクーラーとメンテナンスフリー式の水冷CPUクーラーを選択することができる。

筐体内部
3.5インチシャドウベイ。4基のストレージを搭載可能
3.5インチシャドウベイ用のトレイ。3.5インチだけでなく、2.5インチドライブの搭載も可能
マザーボードには4基のメモリスロットが用意されている。標準構成時のメインメモリは、8GBメモリ1枚という構成。
電源ユニットには80PLUS BRONZE認証取得の700W電源を搭載
標準構成のCPUクーラーはIntel純正

4K解像度でも「とても快適」な優れた3D性能

 それでは、選択可能な最高のCPUとGPUを搭載したGS7100-i7-RXB-FFXIVの実力をチェックしてみよう。今回実行したベンチマークテストは、「ファイナルファンタジーXIV」、「MHFベンチマーク【大討伐】」、「PSO2ベンチマーク ver 2.0」、「3DMark」だ。

 GS7100-i7-RXB-FFXIVの推奨タイトルであるファイナルファンタジーXIVでは、1,920×1,080ドットと2,560×1,440ドット時に最高品質設定で1万超えのスコアを叩き出し、最高評価の「非常に快適」を獲得。3,840×2,160ドットのいわゆる4K解像度でも5,431というスコアを記録し、「非常に快適」に次ぐ評価である「とても快適」との評価を得ている。カスタマイズにより搭載したGeForce GTX 780 Tiは、4K解像度でもファイナルファンタジーXIVを快適にプレイできる高い描画性能を持っていることが確認できた。

 PSO2ベンチマークとMHFベンチマークでも、4K解像度でも余裕をもってゲームを楽しめるだけのスコアを記録している。最高のCPUとGPUにカスタマイズしたGS7100-i7-RXB-FFXIVは、MMORPGを高解像度かつ高品質な設定で思う存分楽しめるPCであると言える。

【グラフ1】ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編
4K解像度で実行したファイナルファンタジーXIVベンチマークの結果。上から2番目の評価である「とても快適」との評価を獲得した
【グラフ2】PSO2キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0
【グラフ3】MHFベンチマーク【大討伐】
【グラフ4】3DMark - Fire Strike(1,920×1,080ドット)
【グラフ5】3DMark - Fire Strike Extreme(2,560×1,440ドット)
【グラフ6】3DMark - Fire Strike Ultra(3,840×2,160ドット)
【グラフ7】3DMark - Sky Diver
【グラフ8】3DMark - Cloud Gate
【グラフ9】3DMark - Ice Storm Extreme

 消費電力は、アイドル時電力が51W、各3Dベンチマーク実行時のピーク電力が299~361Wだった。ハイエンドGPUであるGeForce GTX 780 Tiは、高性能と引き換えにピーク時の消費電力も大きいのだが、アイドル時の消費電力はしっかりカットされている。ゲームをしていない時に無駄な電力を消費しないのはありがたい。

【グラフ10】システム全体の消費電力

Core i7-4790KとGeForce GTX 780 Tiは最高性能を

 過去に筆者が行なったGPUのベンチマークテスト結果から察するに、標準構成のGeForce GTX 760のままでも、1,920×1,080ドットのフルHD解像度でファイナルファンタジーXIVを始めとするMMORPGなら、快適にプレイできるだけの性能は得られるので、CPUとGPUは、標準のままで購入してもいい。

 しかし、BTOでCPUとGPUに最上位モデルを選択したGS7100-i7-RXB-FFXIVの性能は、4K解像度でも存分にゲームを楽しめるものになっている。ファイナルファンタジーXIVはPlayStation版もあるが、4Kでプレイできるのは、Core i7-4790K+GeForce GTX 780 TiといったハイエンドなPCだけだ。4Kを含むフルHD超の液晶は価格も下落しており、手の届く範囲になっている。そういった環境でゲームを楽しみたいと望むゲーマーにとって、この性能は非常に魅力的なものと言える。また、今回試用したマシンは余裕すぎるほどだが、MMORPG以外でも、より精細なグラフィックの最新3Dゲームにも対応できる。スペック追求派で、末永く使える1台を探している人にお勧めのマシンだ。

レビューで使用したPCを読者1名様にプレゼント!

 Intel Club Extremeのご厚意により、今回レビューしたこのマシンをそのまま1名様にプレゼントします。ふるってご応募ください。

 なお、応募に当たっては、Intel Club Extremeに登録済みのメールアドレスが必須となります。登録済みでない方は、こちらより登録の上、ご応募ください。

 マシンはレビューで使用しただけのほぼ新品となりますが、保証書は同梱されません。

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応募締切2014年11月24日(月) 23:59まで

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(三門 修太)