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Space Bunnyの正体、MiniMax M3.1 Flashが428Bの重み公開

 Claude Opus 5並みの性能並みの性能を持ち、覆面AI「Space Bunny」として正体を伏せて提供されていたLLMが、手元で動かせるようになった。MiniMaxは10月23日、コーディング向けLLM「MiniMax M3.1 Flash」のオープンウェイト(モデルの重み)を、Hugging FaceとModelScopeで公開した。ライセンスはMiniMax Community Licenseで、非商用での利用は無償。

 商用利用では「Built with MiniMax M3.1-Flash」の表示を分かりやすく目立つ形で行なう必要がある。さらに、その製品・サービスの年間売上が2,000万ドル(約32億円、1ドル=約158円換算)以下ならメールで一度通知し、2,000万ドルを超える場合はMiniMaxから事前に書面で許諾を得なければならない。

 MiniMax M3.1 Flashは、コーディングと、AIが自律的に作業を進めるエージェント用途に向けたLLMだ。テキストに加えて画像や動画も入力できるマルチモーダル型で、出力はテキスト。発表時に伏せられていたパラメータ数も明らかになり、総パラメータ数は約428B(4,280億)、アクティブパラメータ数(1トークンあたりに使うパラメータ数)は23B(230億)のMoE(Mixture of Experts)モデルとなる。コンテキストウィンドウは100万トークン。

 モデル自体は10月19日に発表済みで、MiniMax APIや料金プラン「M Plan」、デスクトップアプリ「MiniMax Code」では先行して利用できた。先行版のSpace Bunnyは、正体を伏せたまま累計200兆トークン超を処理したという。

 アーキテクチャとしては、6月に公開した「MiniMax M3」を引き継ぎつつ、主に3点を変更した。

 1つ目は、M3で残っていた先頭3層のフルアテンション層を、独自のスパースアテンションに置き換え、モデル全体をスパースアテンションとした点。2つ目は量子化を考慮したトレーニングを行なった点。3つ目はDSparkによる投機的デコードを用いた点となっている。

 MiniMaxは、ローカルでの実行に使う推論フレームワークとしてSGLang、vLLM、TokenSpeedを推奨する。また、Transformers、KTransformers、unsloth、ATOMへの対応も進めている。

 性能面では、業務の自動化能力を測る「Automation-Bench v1.0.6」は62.2(モデルカードでは62.8)で、自身を含む比較対象7モデル中で首位だった。また、投資銀行のエンドツーエンドの業務を計測する「BankerToolBench」は76.2で、Opus 5と並ぶ。コード修正の正確さを見る「DeepSWE v1.1」は73.7で、「Kimi K3」(67.5)や「GLM-5.3」(66.9)を上回った。一方で、「DeepSeek V4.1 Flash-1017」(77)や「DeepSeek V4.1 Flash」(74.2)、Opus 5(74.0)にはおよばない。