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あの覆面AIの正体は「MiniMax M3.1 Flash」10月23日にオープンウェイト公開

MiniMax公表のベンチマーク比較。MiniMax M3.1 FlashはAutomation-Bench v1.0.6で62.2%と7モデル中首位

 世界のリーダーボードで注目を集めた覆面AIモデル「Space Bunny」の正体が明かされた。MiniMaxは10月19日(日本時間)、コーディング向けLLM「MiniMax M3.1 Flash」を発表した。Space Bunnyは、このMiniMax M3.1 Flashの先行版だったという。オープンウェイト(モデルの重み)の公開は10月23日と予告されたが、ローカルでの実行を判断する材料になるパラメータ数とライセンスはまだ示されていない。

 MiniMax M3.1 Flashは、コーディングと、AIが自律的に作業を進めるエージェント用途に向けたLLMだ。同社の動画生成AI「MiniMax H3」とは別系統で、画像や動画を作るモデルではなく、文章やコードを出力する。テキスト以外の入力も扱えるマルチモーダル型で、コンテキストウィンドウ(一度に扱える入力量)は100万トークン。どこまで深く考えてから回答するかを段階的に調整できる。

 同社によれば、先行版のSpace Bunnyは正体を伏せたまま累計200兆トークン超を処理し、世界のリーダーボードで首位に立ったという。料金は、同社が6月に提供を始めた既存の上位LLM「MiniMax M3」と比べて3分の1、速度は3倍をうたう。

 API料金は、100万トークンあたり入力0.15ドル(約24円、1ドル=約158円換算)、出力0.60ドル(約95円)の一律料金だ。一度読み込んだ内容を使い回すキャッシュ読み取りは、100万トークンあたり0.015ドル(約2円)に抑えた。MiniMax APIのほか、料金プラン「M Plan」とデスクトップアプリ「MiniMax Code」からも利用できる。

 性能は、同社がベンチマーク比較表で公表した。業務の自動化能力を測る「Automation-Bench v1.0.6」は62.2%で、比較対象7モデル中で首位だった。2位の「DeepSeek-V4.1-Flash-1017」の60.5%や「Claude Opus 5」の50.3%を上回る。

 コード修正の正確さを見る「DeepSWE v1.1」は73.7%で、首位のDeepSeek-V4.1-Flash-1017の77.0%に届かない。画像を読み取って推論する「BabyVision」もツール使用時91.0%で、Claude Opus 5の94.1%を下回った。

 重みの公開先やパラメータ数、適用されるライセンスは、10月19日時点で発表されていない。前例となるMiniMax M3の重みは、非商用なら無償、年間売上2,000万ドル以下なら届け出と「Built with MiniMax M3」の表示のみで商用利用を認める「MiniMax Community License」で公開された。MiniMax M3.1 Flashの重みを同じ条件で扱えるかは、10月23日の公開時に明らかになる。

MiniMax M3.1 FlashのAPI料金(100万トークンあたり)

  • 入力: 0.15ドル(約24円)
  • 出力: 0.60ドル(約95円)
  • キャッシュ読み取り: 0.015ドル(約2円)。一度読み込んだ内容を使い回す場合に適用